お気に入りのフィギュア、もっと魅力的に写真へ収めたいと思ったことはありませんか。しかし、いざフィギュアの写真撮影に挑戦してみると、なんだか暗く写ってしまったり、生活感が出てしまったりと、イメージ通りにいかないことも多いものです。
かっこいい撮り方のコツや基本的なテクニックが分からず、フィギュア撮影のシャッタースピードはどのくらいが適切なのか、と悩む方もいるでしょう。
また、フィギュアのコマ撮り方法や、自然光が美しいフィギュアの外撮影に挑戦してみたいけれど、何から手をつければ良いか分からない、という声も聞きます。
この記事では、本格的なフィギュア撮影スタジオに頼らなくても実践できる、フィギュアの撮り方の基本から応用までを分かりやすく解説します。
高価な機材がなくても、手軽なフィギュア撮影キットやフィギュア撮影セット、さらには自作の道具を活用する方法や、フィギュアの魅力を最大限に引き出す360度撮影のポイントまで、幅広くご紹介します。
この記事を読めば、あなたのフィギュア撮影が一段と楽しく、そしてクオリティ高く変わるはずです。
- スマホでフィギュアを綺麗に撮るための基本設定とアングルがわかる
- 100円ショップのアイテムでできる照明や背景作りのコツが身につく
- コマ撮りや屋外撮影といった一歩進んだ応用テクニックが学べる
- 撮影キットやセットなど、機材の選び方と効果的な活用法が理解できる
初心者向けフィギュアの撮り方の基本
- フィギュア写真撮影で準備するもの
- フィギュア撮影キットとセットの違い
- 撮影前に押さえたい簡単なコツ
- 知っておくと差がつく撮影テクニック
- フィギュア撮影のシャッタースピードは?
フィギュア写真撮影で準備するもの

フィギュアを美しく撮影するためには、まず基本的な道具を揃えることから始まります。
必ずしも高価なプロ用機材が必要なわけではなく、スマートフォンと身近なアイテムを組み合わせるだけで、写真の質を大きく向上させることが可能です。
カメラ(スマートフォンでも十分)
最近のスマートフォンに搭載されているカメラは非常に高性能で、初心者の方がフィギュア撮影を始めるには十分な性能を持っています。
特に、写真のサイズが大きいため、後からトリミング(切り抜き)しても画質が劣化しにくい点が魅力です。もちろん、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラがあれば、レンズ交換による表現の幅や、より細かい設定が可能になりますが、まずは手持ちのスマホで気軽に始めてみることをおすすめします。

照明(デスクライトや懐中電灯)
写真は光を捉える芸術であり、フィギュア撮影においても照明は作品の出来栄えを左右する鍵となります。家庭にある自立式のデスクライトや、LEDの懐中電灯が一つあるだけで、フィギュアに当たる光をコントロールできます。
光を直接当てると影が強く出すぎてしまうため、後述するレフ板と組み合わせて、光を反射させて柔らかく使うのがポイントです。

レフ板(自作可能)
レフ板は、照明の光を反射させて、影になっている部分を明るくしたり、フィギュア全体に光を回したりするための道具です。これも購入する必要はなく、100円ショップなどで手に入るもので簡単に自作できます。
段ボールに白いコピー用紙を貼れば柔らかい光を作る「白レフ」、しわを付けたアルミホイルを貼れば強い光を作る「銀レフ」として機能します。これらを用意するだけで、フィギュアの表情やディテールが格段に見えやすくなります。
背景(背景紙や布)
フィギュアの魅力を引き立てるには、背景の整理が欠かせません。背景に生活感のあるものが写り込んでいると、せっかくのフィギュアの世界観が損なわれてしまいます。
文房具店で手に入る大きめの画用紙(模造紙)やケント紙、あるいは100円ショップのデザインペーパーや布などを背景として使いましょう。
壁にマスキングテープで貼り付け、紙の下側が緩やかにカーブするように設置すると、背景と床の境界線が消え、プロが撮影したような雰囲気を作り出せます。

フィギュア撮影キットとセットの違い
フィギュア撮影を始めようと機材を探していると、「撮影キット」や「撮影セット」といった言葉を目にすることがあります。これらは似ているようで役割が少し異なるため、ご自身の目的に合わせて選ぶことが大切です。
撮影キットとは、一般的に「撮影ボックス」や「撮影ブース」と呼ばれる、箱状の簡易スタジオを指します。
内側が白や銀の布で覆われており、光を内部で乱反射させることで、被写体を均一に明るく照らす効果があります。これにより、影が柔らかくなり、商品の色や形を正確に伝えたい物撮りに適しています。
一方、撮影セットは、撮影に必要な機材が複数含まれたパッケージを指すことが多いです。例えば、背景紙とそのスタンド、照明ライト、レフ板などが一式になっているものがこれにあたります。
撮影キット(ボックス)が含まれている場合もあれば、含まれていない場合もあります。
それぞれのメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
種類 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
撮影キット(ボックス) | ・光が均一に回り、影が柔らかくなる ・背景が一体化しているため設置が楽 ・折りたたんでコンパクトに収納できるものが多い | ・ボックスのサイズに撮影対象が制限される ・ライティングの自由度が低い ・単調な写真になりやすい | ・フリマアプリなどで商品を綺麗に見せたい人 ・とにかく簡単に影の少ない写真を撮りたい人 |
撮影セット | ・ライティングの自由度が高い ・大きなフィギュアや複数のフィギュアを並べて撮影可能 ・背景を自由に変えられる | ・設置や片付けに手間とスペースが必要 ・機材の知識が多少必要になる ・キットに比べて高価になる傾向がある | ・光や影を操って雰囲気のある写真を撮りたい人 ・様々なサイズのフィギュアを撮影したい人 |
したがって、まずは手軽に始めたい、影を消して綺麗に撮りたいという方は撮影キット(ボックス)から試してみると良いでしょう。
一方で、ライティングを工夫して、よりクリエイティブな作品作りを目指したい方は、撮影セットを検討するか、前述のようにライトや背景紙を個別に揃えていくのが良いと考えられます。

撮影前に押さえたい簡単なコツ

素晴らしいフィギュア写真を撮るためには、シャッターを押す前の準備が非常に大切です。
少しの手間をかけるだけで、仕上がりのクオリティは劇的に向上します。撮影機材をセッティングする前に、これから紹介する簡単なコツをぜひ実践してみてください。
フィギュアの清掃
まず、最も基本的ながら見落としがちなのが、フィギュア本体の清掃です。飾っているフィギュアには、目に見えないほどの細かなホコリが付着しています。
そのまま撮影すると、特に接写(アップ)の際にホコリがはっきりと写り込んでしまい、写真の質を大きく下げてしまいます。
撮影前には、カメラ用のブロアーでホコリを吹き飛ばしたり、柔らかいハケで優しく表面を撫でたりして、徹底的に綺麗にしましょう。
細かな隙間に入り込んだゴミは、ピンセットで慎重に取り除きます。この地道な作業が、クリアで美しい写真を撮るための第一歩となります。
ポージングと角度の探求
フィギュアには、最も魅力的に見える「キメ顔」や「キメ角度」が存在します。可動フィギュアであれば、キャラクターの性格や設定を考えながら、躍動感のあるポージングを試してみましょう。
固定ポーズのフィギュアであっても、少し角度を変えて眺めるだけで、全く異なる表情を見せることがあります。
撮影を始める前に、フィギュアを手に取って360度じっくりと観察し、どの角度から見ると一番かっこよく、またはかわいく見えるかを探求する時間を作ってください。
このキャラクターらしさを最大限に引き出す角度を見つける作業が、写真に魂を吹き込みます。
知っておくと差がつく撮影テクニック
カメラの準備が整い、フィギュアも綺麗になったら、いよいよ撮影です。ここでは、初心者の方が陥りがちな失敗を回避し、一歩進んだ写真に仕上げるための簡単なテクニックを2つ紹介します。
少し引いて撮り、後からトリミングする
スマートフォンでフィギュアの顔などをアップで撮ろうとして、レンズを被写体にグッと近づけて撮影した結果、頭が大きく、体が小さく写ってしまい、全体のバランスが崩れてしまった経験はありませんか。
これは、スマホに搭載されている広角レンズ特有の「歪み(ディストーション)」が原因で、レンズの周辺にいくほど物が引き伸ばされて写るために起こります。
この歪みを避けるための最も効果的な方法が、「少し引いた(離れた)位置から撮影し、後から必要な部分をトリミング(切り抜き)する」というテクニックです。
被写体をレンズの中央付近に捉えることで歪みの影響を最小限に抑え、目で見た時と近い自然なプロポーションで撮影できます。最近のスマホは画素数が非常に高いため、トリミングしても十分に綺麗な画像を得られます。
アップで撮りたい気持ちをぐっとこらえて、まずは少し引いて撮ることを意識しましょう。
アングルを工夫して迫力を出す
フィギュアを魅力的に見せるには、カメラを構える角度(アングル)の工夫が欠かせません。多くの場合、私たちはフィギュアを上から見下ろす形で撮影しがちですが、これでは単調な印象になってしまいます。
ぜひ試してほしいのが、フィギュアの目線よりも低い位置から見上げるように撮る「ローアングル」です。これにより、フィギュアが巨大であるかのような迫力や威厳を演出できます。まるで自分がその場にいて、キャラクターを見上げているかのような臨場感が生まれます。
また、あえてカメラを少し傾けて撮影するのも効果的です。
水平垂直が整った写真は安定感がありますが、少し斜めにすることで画面に動きが生まれ、躍動感を表現できます。これらのテクニックを駆使して、様々な角度からフィギュアの新たな魅力を発見してみてください。
フィギュア撮影のシャッタースピードは?

デジタル一眼レフカメラなど、マニュアル設定が可能なカメラで撮影する場合、写真の明るさを決める要素として「シャッタースピード」「絞り(F値)」「ISO感度」の3つがあります。
フィギュア撮影において、特に手ブレを防ぐために意識したいのがシャッタースピードです。
シャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いている時間のことです。この時間が長い(遅い)ほど多くの光を取り込めて写真は明るくなりますが、その間にカメラや被写体が動くと「ブレ」が発生します。フィギュア自体は動きませんが、撮影者がシャッターを押す際にカメラが微妙に動くことで「手ブレ」が起こり得ます。
手ブレを防ぐためには、一般的に「1/60秒」よりも速いシャッタースピードで撮影することが推奨されます。三脚を使ってカメラを完全に固定できる場合は、もっと遅いシャッタースピード(スローシャッター)も可能ですが、手持ちで撮影する際は「1/60秒~1/200秒」あたりを目安に設定すると良いでしょう。
もし、この設定で写真が暗くなってしまう場合は、まず絞り(F値)の数値を小さくしてレンズから入る光の量を増やすか、ISO感度を上げて光に対するカメラの感度を高めることで調整します。
ただし、ISO感度を上げすぎると写真にノイズ(ざらつき)が発生するため、上げすぎには注意が必要です。
一方、スマートフォンで撮影する場合は、これらの設定を直接調整できない機種も多いです。その代わり、多くのスマホカメラには「明るさ調整機能」が備わっています。
画面をタップすると太陽のマークなどが出てきて、それを上下にスライドさせることで簡単に明るさを変更できます。暗いと感じたら少し明るく、明るすぎると感じたら少し暗く調整するだけで、写真の印象は大きく変わります。
スマホの場合は、まずこの機能を使って最適な明るさを探すのが最も手軽で効果的な方法と言えます。
もっと魅力的に!フィギュアの撮り方応用編
- フィギュアのかっこいい撮り方とは
- 様々な角度から楽しむ360度撮影
- 動きを生み出すフィギュアのコマ撮り方法
- ロケーションを活かすフィギュアの外撮影
- 本格的なフィギュア撮影スタジオの活用法
フィギュアのかっこいい撮り方とは

フィギュアを「かっこいい」と感じさせる写真には、多くの場合、光と影の巧みな演出が施されています。均一な光で全体を明るく照らすだけでなく、意図的に影を作ることで、フィギュアの立体感や質感を際立たせ、ドラマチックな雰囲気を生み出すことができます。
この「ライティング」こそが、かっこいい撮り方の核心と言えるでしょう。しかし、専門的な照明機材がなくても、工夫次第で印象的なライティングは可能です。
例えば、100円ショップで手に入る懐中電灯と、自作のレフ板を使ってみましょう。
部屋の照明を消し、背景をセットしたフィギュアの横や、やや後ろから懐中電灯の光を当てます。こうすると、光が当たった部分とそうでない部分の間にくっきりとした陰影が生まれ、フィギュアの造形的な魅力が強調されます。
ただし、光を直接当てただけでは影が濃くなりすぎて、フィギュアの表情やディテールが見えなくなってしまうことがあります。
そこで活躍するのがレフ板です。懐中電灯とは反対側にレフ板を置き、光を反射させて暗い影の部分に補助光として当ててあげます。
これにより、陰影による立体感を保ちつつ、黒く潰れてしまいがちな部分のディテールを程よく見せることが可能になります。光を当てる角度やレフ板の位置を少しずつ変えるだけで、影の濃さや長さが変化し、写真の雰囲気が劇的に変わるはずです。
この試行錯誤こそが、ライティングの面白さであり、自分だけの「かっこいい一枚」にたどり着くための道筋となります。

様々な角度から楽しむ360度撮影
フィギュアの魅力は、正面から見た姿だけではありません。精巧に作られた背面や、特定の角度からしか見えないディテールなど、あらゆる角度に見どころが詰まっています。この全方位的な魅力を伝えるのに最適な方法が、360度撮影です。
360度撮影とは、フィギュアを少しずつ回転させながら複数枚の写真を撮影し、それらを連続して表示させることで、まるでフィギュアが回転しているかのように見せる手法です。
これをWebサイトやSNSで公開すれば、閲覧者はマウスや指でフィギュアを好きな角度から眺めることができ、まるで実物を手に取って見ているかのような体験を提供できます。
撮影方法自体は、意外とシンプルです。まず、カメラを三脚で完全に固定します。次に、電動のターンテーブルがあればその上にフィギュアを乗せ、一定の角度で回転させては撮影を繰り返します。
ターンテーブルがない場合は、手動で少しずつフィギュアを回転させて撮影しても問題ありません。このとき、回転の中心がずれないように注意することが大切です。
撮影した多数の画像を、専用のソフトウェアやWebサービスを使って連結させることで、360度ビューコンテンツが完成します。
手間はかかりますが、一体のフィギュアの情報を余すところなく伝えられるため、作品の記録やレビュー、オンライン販売などで非常に効果的な手法と言えます。
動きを生み出すフィギュアのコマ撮り方法

コマ撮り(ストップモーション・アニメーション)は、静止しているはずのフィギュアに命を吹き込み、動きのある映像作品を作り出すことができる、非常にクリエイティブな撮影方法です。
少しずつポーズを変えながら一コマずつ撮影し、それらの写真を連続で再生することで、フィギュアが自らの意思で動いているかのような不思議な映像が生まれます。
かつては専門的な技術が必要でしたが、現在ではスマートフォンアプリを使えば誰でも手軽に挑戦できます。「Stop Motion Studio」などの専用アプリは、撮影から編集、音声の追加までをスマホ一台で完結させられるものが多く、非常に便利です。
コマ撮りを成功させるための最も重要なポイントは、カメラを絶対に動かさないことです。撮影中にカメラの位置が少しでもずれると、完成した映像がガクガクと揺れてしまい、非常に見づらくなります。必ずスマートフォン用の三脚を用意し、カメラをがっちりと固定しましょう。
撮影の手順は、まずフィギュアのポーズを決め、シャッターを切ります。次に、フィギュアの腕や脚をほんの少しだけ動かし、再びシャッターを切ります。
この「少し動かして、撮る」という作業を、根気よく何十回、何百回と繰り返していきます。動きを滑らかに見せるためには、一回のポーズの変化をなるべく小さくすることがコツです。
時間はかかりますが、自分の手でフィギュアが動き出した時の感動は格別です。
ロケーションを活かすフィギュアの外撮影
フィギュア撮影の楽しみは、室内だけに留まりません。フィギュアを屋外に持ち出して、現実の風景を背景に撮影する「外撮影」は、室内撮影とは全く異なる魅力を持っています。
外撮影のメリット
最大のメリットは、何と言っても「自然光」を使えることです。
太陽の光は、どんな高価な照明機材よりも自然で美しい光をフィギュアに与えてくれます。特に、早朝や夕方の傾いた光は、長い影を作り出し、フィギュアをドラマチックに照らしてくれるでしょう。
また、公園の緑、街の雑踏、美しい夕焼け空など、リアルな背景とフィギュアを組み合わせることで、まるでキャラクターが現実世界に現れたかのような、物語性のある一枚を撮影できます。
外撮影の注意点
一方で、外撮影にはいくつかの注意点も存在します。まず、天候に大きく左右されるため、計画通りに進まないことがあります。また、公共の場所で撮影する場合は、周囲の人々の迷惑にならないよう、細心の注意を払う必要があります。
そして最も気をつけたいのが、フィギュアの破損や紛失のリスクです。屋外は足場が不安定な場所も多く、風でフィギュアが倒れて傷が付いたり、小さなパーツをなくしてしまったりする可能性があります。
持ち運びには専用のケースを用意し、撮影場所では安定した場所に設置するなど、大切なフィギュアを守るための対策を万全にしましょう。これらの点に気をつければ、外撮影はあなたのフィギュア撮影の世界を大きく広げてくれるはずです。
本格的なフィギュア撮影スタジオの活用法

自宅での撮影に慣れ、さらにハイクオリティな作品作りを目指したくなったとき、選択肢として考えられるのがレンタル撮影スタジオの利用です。撮影スタジオは、写真撮影のために最適化された空間であり、自宅では得られない多くのメリットを提供してくれます。
スタジオを利用する最大のメリットは、プロ仕様の本格的な撮影機材を自由に使える点です。大型のストロボ(フラッシュ)、様々な形状のソフトボックス、豊富なカラーバリエーションの背景紙など、個人で全てを揃えるのは難しい機材が完備されています。
これらの機材を駆使することで、光の質や方向を精密にコントロールし、商業写真のような洗練された一枚を撮影することが可能になります。
また、広々とした空間を使えるのも魅力の一つです。大きなフィギュアやジオラマを使った撮影、複数のフィギュアを並べた集合写真など、自宅の限られたスペースでは難しい大規模なセッティングも、スタジオならば実現できます。
ただし、スタジオを有効活用するためには、事前の準備が鍵となります。スタジオは時間単位でのレンタルが基本となるため、限られた時間内で効率よく撮影を進めなければなりません。
スタジオへ行く前に、「今回はどのような雰囲気の写真を撮りたいのか」「どのようなライティングを試したいのか」といった撮影プランを具体的に練っておくことが大切です。
撮りたい写真のイメージに近い作例などをいくつか集めておくと、当日のセッティングがスムーズに進むでしょう。
まとめ:理想のフィギュアの撮り方を見つけよう
この記事では、初心者の方から応用的な撮影に挑戦したい方まで、フィギュアの撮り方に関する様々なコツやテクニックを解説しました。最後に、重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 撮影を始める前にはフィギュアのホコリを丁寧に除去する
- スマホでの撮影は少し引いた位置から撮り後でトリミングする
- 生活感が写り込まないように背景紙や布を用意する
- 100円ショップのアイテムでレフ板を自作できる
- デスクライトや懐中電灯を照明として活用する
- 光を直接当てずレフ板で反射させると影が柔らかくなる
- 低い位置から見上げるローアングルで撮ると迫力が出る
- カメラを少し傾けると写真に躍動感が生まれる
- 手持ち撮影の場合シャッタースピードは1/60秒以上を目安にする
- 意図的に影を作ることでフィギュアの立体感を強調できる
- ターンテーブルを使い360度撮影に挑戦してみる
- コマ撮りはカメラを三脚で完全に固定することが最も重要
- 屋外での撮影は自然光を最大限に活かすことができる
- 外撮影ではフィギュアの破損や紛失のリスクに注意を払う
- レンタルスタジオでは本格的な照明機材を利用できる