デフォルメフィギュアの世界で特に人気を集めている「フィギュアーツミニ」と「ねんどろいど」。
これからコレクションを始めたい方や、どちらを購入しようか迷っている方のために、今回はフィギュアーツミニとねんどろいどの比較を徹底的に行います。
この記事では、そもそもフィギュアーツミニとはどのようなシリーズなのか、そして気になるFiguarts miniのサイズはどのくらいか、といった基本的な情報から丁寧に解説を進めます。
さらに、豊富なパーツが魅力のねんどろいどを素体とした、ねんどろいどどーる化やオビツ11ボディへの換装といった、一歩進んだ楽しみ方にも焦点を当てます。
具体的な改造のやり方や、セリアなどの100円ショップで手に入るアイテムを活用したカスタマイズ方法も紹介しますので、初心者の方でも安心です。
また、フィギュアーツミニ 鬼滅の刃やフィギュアーツミニ チェンソーマンといった大人気作品から、最新のフィギュアーツミニ ジークアクスまで、具体的な製品ラインナップにも触れながら、両者の違いを明らかにしていきます。
購入してから失敗や後悔をしないよう、この記事があなたのフィギュア選びの助けとなれば幸いです。
- フィギュアーツミニとねんどろいどの基本的な違い
- それぞれのサイズ感や価格帯の比較
- フィギュアーツミニの改造やカスタマイズ方法
- 人気シリーズのラインナップと今後の展開
基礎からわかるフィギュアーツミニ ねんどろいど 比較
- まず知りたいフィギュアーツミニとは
- 対するねんどろいどの特徴
- Figuarts miniのサイズ感をチェック
- 話題のフィギュアーツミニ 鬼滅の刃
- フィギュアーツミニ チェンソーマンも登場
- 最新作フィギュアーツミニ ジークアクス
まず知りたいフィギュアーツミニとは

フィギュアーツミニとは、BANDAI SPIRITSが展開するデフォルメフィギュアシリーズです。
キャラクターの魅力を手のひらサイズのデフォルメに凝縮しているのが最大の特徴になります。
生き生きとした瞳の表現
このシリーズの魅力の一つに、独自の「Glittering EYE」製法を用いた瞳の表現が挙げられます。
プラスチック素材に直接プリントするのではなく、複数の層を重ねることで、立体的で生き生きとした魅力的な瞳を実現しています。これにより、小さいながらもキャラクターの存在感を強く感じさせることが可能です。
シンプルな可動と交換パーツ
フィギュアーツミニは、首・肩・足が可動するシンプルな構造になっています。派手なアクションポーズを取るのには向きませんが、キャラクターらしい立ち姿やちょっとした仕草を再現するには十分な可動域を持っています。
また、キャラクターごとに交換用の腕パーツが付属しているため、ポージングの幅を少し広げて楽しむこともできます。
価格帯も比較的手頃で、多くの製品が3,000円前後から購入できるため、コレクションを始めやすい点もメリットと言えるでしょう。
対するねんどろいどの特徴
ねんどろいどは、グッドスマイルカンパニーが展開する、デフォルメフィギュアの代表的なシリーズです。2006年の登場以来、1000種類以上のキャラクターが発売されており、非常に高い人気を誇ります。
ねんどろいどの最大の魅力は、その圧倒的なカスタマイズ性にあります。多くの製品には、複数の表情パーツや手足パーツ、そしてキャラクターにちなんだ小物が豊富に付属しています。
これらのパーツを自由に組み替えることで、作中の様々なシーンを再現したり、自分だけのオリジナルポーズを創造したりすることが可能です。
一方で、豊富な付属品がある分、価格帯はフィギュアーツミニよりも高くなる傾向にあります。キャラクターによっては6,000円以上することも珍しくありません。
派生シリーズの存在
近年では、付属品を最小限に抑え、価格を抑えた「ねんどろいど べーしっく」というシリーズも登場しました。
これは、より手軽にコレクションを始めたいというニーズに応えるものです。このように、ユーザーの楽しみ方に合わせて様々な選択肢が用意されている点も、ねんどろいどシリーズの強みと考えられます。
Figuarts miniのサイズ感をチェック

フィギュアーツミニとねんどろいどを選ぶ上で、サイズ感は非常に重要な比較ポイントです。それぞれの基本的なサイズと特徴を理解することで、ご自身のディスプレイスペースや好みに合った選択ができます。
フィギュアーツミニの全高は約9cmです。一方、ねんどろいどの全高は約10cmとなっており、両者を並べると、ねんどろいどがわずかに大きいことがわかります。
この1cmの差は小さいように思えますが、コレクションが増えてくると、展示スペースの確保に影響を与える可能性があります。
以下に、両シリーズの基本的なスペックを比較した表をまとめました。
項目 | フィギュアーツミニ | ねんどろいど |
メーカー | BANDAI SPIRITS | グッドスマイルカンパニー |
全高 | 約9cm | 約10cm |
主な特徴 | ・Glittering EYE製法 ・シンプルな可動 ・交換用腕パーツ付属 | ・豊富な表情・オプションパーツ ・高いカスタマイズ性 |
価格帯(目安) | 3,000円前後~ | 5,000円前後~ |
このように、フィギュアーツミニは省スペースで飾りやすく、価格も手頃なため数を集めやすいのがメリットです。
対してねんどろいどは、少し場所を取りますが、パーツ交換によって一体で様々なディスプレイを楽しめるという魅力があります。
話題のフィギュアーツミニ 鬼滅の刃
フィギュアーツミニのラインナップの中でも、特に高い人気を誇るのが「鬼滅の刃」シリーズです。主要キャラクターである竈門炭治郎や竈門禰豆子をはじめ、柱や鬼まで、数多くのキャラクターが製品化されています。
このシリーズが人気の理由は、キャラクターの再現度の高さにあります。例えば、炭治郎のフィギュアーツミニには、特徴的な耳飾りや鬼殺隊の隊服が細かく造形されています。
また、交換用の腕パーツを使うことで、日輪刀を構えるポーズも再現可能です。禰豆子は、竹の筒や着物の柄まで丁寧に作り込まれており、小さいながらもキャラクターの魅力を存分に感じられます。
コレクションしやすい価格帯であることから、好きなキャラクターを複数揃えて並べ、作中の世界観を再現して楽しむファンも多くいます。
フィギュアーツミニ チェンソーマンも登場

社会現象にもなった人気作品「チェンソーマン」も、フィギュアーツミニシリーズに登場しています。主人公のデンジやパワー、早川アキといった主要キャラクターがラインナップされており、原作ファンから注目を集めました。
デンジのフィギュアーツミニは、公安対魔特異4課の制服姿で立体化されており、交換用腕パーツによってポチタを抱えたポーズを取らせることが可能です。
パワーのフィギュアは、自信に満ちた表情や特徴的な髪型が可愛らしくデフォルメされています。
作品のダークでバイオレントな雰囲気とは一味違った、可愛らしいキャラクターたちの姿を楽しめるのが、このシリーズの大きな魅力です。
最新作フィギュアーツミニ ジークアクス
フィギュアーツミニは、話題の最新アニメ作品にも迅速に対応しています。その一例が、完全オリジナル新作アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(ガンダム ジークアクス)のシリーズです。
このシリーズからは、主人公であるマチュ(アマテ・ユズリハ)をはじめ、ニャアン、シュウジ・イトウといった主要キャラクターたちが発売されています。
アニメの放送に合わせてフィギュアが展開されることで、作品への没入感をより一層高めることができます。
このように、定番の人気作品から最新の話題作まで、幅広いラインナップをカバーしている点もフィギュアーツミニの強みであり、多くのファンに支持される理由の一つです。
改造で楽しむフィギュアーツミニとねんどろいどの比較
- 基本的な改造のやり方と注意点
- ねんどろいどどーる化で着せ替えを楽しむ
- オビツ11ボディへの交換は可能か
- セリアのアイテムを使ったカスタマイズ
- 総括:フィギュアーツミニとねんどろいどの比較
基本的な改造 やり方と注意点

フィギュアーツミニは、そのまま飾るだけでなく、少し手を加えることで楽しみ方の幅が広がります。ただし、改造にはフィギュアの破損リスクが伴うため、作業は慎重に行う必要があります。
頭部の取り外し
改造の第一歩として、まず頭部パーツを取り外す作業があります。首のジョイント部分を優しく、まっすぐ引き抜くように力を加えるのがコツです。
硬くて外しにくい場合は、ドライヤーの温風を少し当ててパーツを温めると、素材が柔らかくなり外しやすくなります。ただし、温めすぎると変形の原因になるため注意が必要です。
無理な力を加えるとジョイントが破損してしまうため、焦らず丁寧な作業を心がけてください。
改造に必要な道具
本格的な改造を行う場合は、デザインナイフやニッパー、ピンバイスといった工具が必要になることがあります。特に、後述するボディ交換などを行う際には、ジョイントパーツの調整が不可欠です。
これらの工具は模型店などで購入できますが、刃物を扱う際は怪我に十分注意しましょう。
ねんどろいどどーる化で着せ替えを楽しむ
フィギュアーツミニのヘッドパーツを、グッドスマイルカンパニーが販売する「ねんどろいどどーる」のボディに取り付けることで、自由に着せ替えを楽しむ「どーる化」が可能です。
これにより、お気に入りのキャラクターに様々な衣装を着せて楽しむことができます。
しかし、フィギュアーツミニとねんどろいどどーるでは、首のジョイントの規格が異なります。そのため、接続するには市販の関節パーツを使った加工が必要です。
定番となっているのが、ホビーベース社の「関節技 球体ジョイントリンク」というパーツです。
このパーツに含まれる「球径6mm×軸径4mm」のジョイントが、フィギュアーツミニの頭部側の穴(約6mm)と、ねんどろいどどーるのボディ側の穴(約4mm)に適合します。
このジョイントを適切に加工して取り付けることで、ヘッドとボディを安定して接続させることが可能になります。首の長さを調整したい場合は、同製品のダブルジョイントパーツを活用する方法もあります。
オビツ11ボディへの交換は可能か

「ねんどろいどどーる」と並んでドール素体として人気なのが、オビツ製作所の「オビツ11」ボディです。フィギュアーツミニのヘッドをオビツ11ボディに接続することも可能で、こちらを選択する改造者も少なくありません。
オビツ11ボディは、ねんどろいどどーるボディと比較して、首の構造上、ジョイントの加工がしやすいという意見があります。
ただし、こちらも無加工での接続は難しく、前述の「関節技」パーツや「オビ球」といった市販のジョイントパーツを調整して使用するのが一般的です。
ボディの身長差について
注意点として、オビツ11ボディはねんどろいどどーるボディよりもわずかに身長が高いという特徴があります。
そのため、複数のキャラクターをどーる化する際に、原作の身長差を再現したい場合は、どちらのボディを選択するかが重要なポイントになります。
例えば、背の高いキャラクターにはオビツ11を、小柄なキャラクターにはねんどろいどどーるを使用するといった使い分けが考えられます。
セリアのアイテムを使ったカスタマイズ
本格的な改造はハードルが高いと感じる方でも、100円ショップのアイテムを使えば手軽にディスプレイを華やかにカスタマイズできます。特にセリアでは、フィギュアやドールのディスプレイに活用できるアイテムが豊富に揃っています。
例えば、「ウッドクラフト」シリーズの背景ボードやミニチュアの家具(椅子、テーブルなど)を使えば、簡単に撮影用のジオラマを作成することが可能です。
また、透明度の高いコレクションケースも様々なサイズが販売されており、ホコリからフィギュアを守りつつ、見栄え良く飾ることができます。
これらのアイテムを組み合わせることで、お金をあまりかけずに、自分だけのオリジナルな飾り方を見つけることができます。まずはこうした手軽なカスタマイズから始めてみるのも、フィギュアの楽しみ方の一つです。
総括:フィギュアーツミニとねんどろいどの比較

この記事では、フィギュアーツミニとねんどろいどの基本的な違いから、応用的な改造方法までを比較しながら解説してきました。
最後に、今回の内容を箇条書きでまとめます。
- フィギュアーツミニはBANDAI SPIRITS社のデフォルメフィギュア
- ねんどろいどはグッドスマイルカンパニー社の製品
- フィギュアーツミニの全高は約9cmでコンパクト
- ねんどろいどの全高は約10cm
- フィギュアーツミニは生き生きとした瞳の表現が特徴
- ねんどろいどは豊富なオプションパーツによるカスタマイズ性が魅力
- 価格帯はフィギュアーツミニの方が手頃な傾向にある
- フィギュアーツミニは「鬼滅の刃」などの人気シリーズが豊富
- 最新作「ジークアクス」など話題作の展開も迅速
- 改造には破損のリスクが伴うため作業は慎重に行う
- フィギュアーツミニのヘッドは「ねんどろいどどーる」ボディに換装可能
- ボディ換装には「関節技」などの市販ジョイントパーツが必要
- 「オビツ11」ボディへの換装も可能で、身長が少し高くなる
- どちらのボディを選ぶかでキャラクターの体格差を表現できる
- セリアなどの100円ショップのアイテムで手軽なカスタマイズも楽しめる