アクスタの外し方と台座が入らない時の対処法【割れ防止のプロ技】

アクスタの外し方と台座が入らない時の対処法

フィギュアスタイル運営者の「ぎゅあす」です。

推しの大切なアクリルスタンド(アクスタ)を手に入れたけれど、表面の保護フィルムがきれいに剥がれなかったり、台座の穴がきつくて入らないといったトラブルに困っていませんか。

特に、無理に力を入れると大切なアクスタに傷がついたり、最悪の場合はパキッと割れてしまうリスクがあるため、アクリル素材の特性を理解した正しい知識を持ってお手入れすることが非常に重要です。

この記事では、セロハンテープを使った安全なフィルムの外し方や、固い台座への物理的な対処法について、失敗談も交えながら詳しく解説します。

また、アクリル素材を傷めないためにアルコール使用を避けるべき科学的な理由など、長くきれいに飾るためのコツもあわせてご紹介します。

この記事で分かること
  • アクリルスタンドの保護フィルムを傷つけずに剥がす方法
  • 台座が固くて入らない時や抜けない時の安全な対処法
  • 枠からパーツをきれいに切り離すためのコツと道具
  • アクリル製品で絶対やってはいけないNG行動と注意点
目次
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傷を防ぐアクスタ保護フィルムの外し方

買ったばかりのアクスタが曇って見えたり、細かい傷がたくさんあるように見える場合、その多くは不良品ではなく、製造時に貼られた「保護フィルム」が原因です。

このフィルムは、工場でのレーザーカット加工や輸送中の擦れからアクリル表面を守るために貼られています。

ここでは、大切な推しのアクスタ本体を傷つけることなく、きれいにフィルムを剥がすためのテクニックを解説します。

フィルムの有無を見分ける方法

フィルムの有無を見分ける方法

まずは、そもそも保護フィルムが貼られているかどうかを確認しましょう。最近のアクスタはフィルムの透明度が高く、一見しただけでは貼ってあることに気づかないケースも増えています。

「新品なのに表面がザラザラしている」「光沢がなくマットな質感」「端っこにささくれのようなものがある」といった場合は、保護フィルムが貼られている可能性が非常に高いです。

見分け方のコツとしては、アクスタの縁(エッジ)を爪で軽くカリカリとなぞってみることです。

アクリル板は大きな板の状態でフィルムを貼り、その上からレーザーでカットするため、アクリルの断面とフィルムの端がぴったり一致(ツライチ)しており、肉眼では境界線が見えにくい構造になっています。

指先でわずかな段差を感じたり、薄い膜のような引っ掛かりがあれば、それは剥がすべきフィルムですね。

最近のアクスタは両面(表と裏)にフィルムが貼られている場合もあれば、片面(印刷面または表面)だけの場合もあります。片方剥がしてもまだ曇っている場合は、裏面も確認するようにしましょう。

セロハンテープで簡単に剥がす

フィルムを剥がす際、爪で無理に端っこをめくろうとすると、アクリル本体に爪跡がついたり、勢い余ってガリッと傷をつけてしまうことがあります。

そこで私が最もおすすめするのが、粘着テープを使った剥がし方です。これは「物理的な吸着力」よりも「テープの粘着力」を勝たせることで剥離させるテクニックです。

手順はとても簡単です。

  1. 粘着力の強いテープ(布テープやパッキングテープがおすすめ)を用意します。
  2. テープをアクスタの端、特に角(コーナー)の部分にしっかりと押し付け、指で擦って密着させます。
  3. テープと一緒にフィルムを持ち上げるイメージで、勢いよく引き剥がします。

この方法なら、鋭利な道具を一切使わずに済むので、アクリル表面を傷つけるリスクがほぼゼロです。

一般的なセロハンテープだと粘着力が弱くフィルムに負けてしまう場合があるので、ガムテープや布テープなどの少し強めのテープを使うのが成功のコツですよ。

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剥がれない時はぬるま湯を使う

剥がれない時はぬるま湯を使う

テープを使ってもフィルムが頑固で剥がれない場合や、購入から時間が経ってフィルムの粘着剤が固着してしまっている場合は、「温度」を利用しましょう。

アクリルに貼られているフィルムの粘着剤は、温めると柔らかくなり粘着力が弱まる性質があります。しかし、ここでドライヤーを使うのは要注意です。

アクリル樹脂(PMMA)は熱可塑性樹脂であり、80℃〜100℃前後で軟化が始まります。ドライヤーの熱風を至近距離で当て続けると、特に細いパーツやキャラクターの髪の毛部分などが熱変形してしまう恐れがあるからです。

おすすめは「ぬるま湯」です。40℃程度のお湯(お風呂くらいの温度)に少しだけ浸けるか、蒸しタオルで温めることで、安全にフィルムが剥がれやすくなります。

ピンセット等の道具を使う注意点

どうしてもテープで剥がれない時は道具に頼ることになりますが、ここで金属製の鋭利なピンセットを使うのは避けましょう。アクリル樹脂の表面硬度はそれほど高くないため、金属の先端が触れると簡単に傷が入ってしまいます。

もし道具を使うなら、以下のものがおすすめです。

  • プラスチック製のピンセット(プラモデル用など)
  • 先端が丸い装飾用ピンセット(デコレーション用)
  • 爪楊枝(木製なので比較的安全)

これらを使って、フィルムの端をほんの少しだけめくり上げ、きっかけができたらすぐに指やテープに切り替えて引き剥がすようにしてください。道具はあくまで「きっかけ作り」だけに留めるのが鉄則です。

ベタつき除去に消しゴムを使う

ベタつき除去に消しゴムを使う

フィルムを剥がした後、稀に粘着剤(糊)がアクリル表面に残ってベタベタすることがあります。このベタつきを取りたい時に便利なのが、文房具の「消しゴム」です。

ベタついている部分を消しゴムで優しく擦ると、消しゴムのカスが粘着剤を巻き込みながらまとまってくれます。

これを「自着作用」と呼びますが、液体のクリーナーを使わずに物理的に落とせるので、アクリルへのダメージも少なく非常に安全な方法です。

強く擦りすぎると摩擦熱でアクリルが曇ることがあるので、優しく撫でるように作業しましょう。また、砂消しゴムのような研磨剤入りのものは傷になるので絶対に使わないでください。

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台座や枠からの安全なアクスタの外し方

アクスタでよくあるもう一つの悩みが、台座への抜き差しに関するトラブルです。「固くて入らない」「一度入れたら抜けなくなった」という経験はありませんか?

これらはアクリルの「製造公差(厚みのばらつき)」や「吸湿による膨張」が原因です。ここでは、破損を防ぎながら安全に対処する方法をご紹介します。

台座から抜けない時の対処法

組み立てたアクスタを片付けようとしたら、ガッチリはまって抜けない……。

そんな時、焦ってキャラクターの頭を持って垂直に引っ張るのは絶対にNGです!アクリル板は面方向の力には強いですが、一点に集中する力には弱いため、足首の細い部分に応力が集中して、ポッキリ折れてしまう原因になります。

抜けない時は、以下の「揺動法(ようどうほう)」を試してみてください。

  1. 台座を机に置いた状態でしっかりと手で固定します。
  2. キャラクターのなるべく根元(足元付近)を指でつまみます。
  3. 左右にカタカタと小さく揺らしながら(ウィグリング)、少しずつ上に引き抜いていきます。

それでもビクともしない場合は、台座部分だけを40℃くらいのぬるま湯で温めてみてください。アクリルは熱膨張係数が大きいため、温めると穴がわずかに広がり、摩擦が減って抜けやすくなることがあります。

穴に入らない時はヤスリで削る

穴に入らない時はヤスリで削る

逆に、新品のアクスタが台座の穴に入らないこともよくあります。これは不良品ではなく、アクリル板の厚みの誤差(公差)や、梅雨や夏場の湿度による素材の膨張が原因であることが多いんです。

この場合、無理に押し込むと台座にヒビが入ったり割れたりするので、「入らないなら削る」のが正解です。ただし、削りすぎるとグラグラになってしまうので慎重に行いましょう。

おすすめの道具紙やすり(耐水ペーパー #600〜#1000)、爪やすり(バッファー)
削る場所本体の差し込み部分(ツメ)の「側面」または「裏面」
コツ3〜4回削っては差し込み確認を繰り返す(削りすぎ注意!)

金属製のゴリゴリ削れるヤスリよりも、100円ショップでも買えるネイル用の爪やすり(スポンジバッファーなど)や、目の細かい紙やすりを使うと微調整がしやすくて失敗が少ないですよ。

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枠からきれいに切り離すコツ

未組立のプレート状態で販売されているアクスタの場合、枠からパーツを取り外す作業も緊張しますよね。

通常は指で押してパチッと外せるように設計されていますが、接合部が太い場合や個体差によっては、稀にバリ(突起)が残ったり、勢いよく外れて飛んでいってしまうことがあります。

きれいに外すコツは、パーツの裏側から、接合部分(ゲート)の近くを親指で優しく押し出すことです。もし接合部が太くて硬いと感じたら、無理をせずプラモデル用のニッパーを使ってカットするのが確実です。

ニッパーを使う際は、パーツギリギリではなく少し余裕を持って切り、残った部分をヤスリで整えると、プロのようなきれいな仕上がりになります。

アルコール等の薬品はひび割れNG

アルコール等の薬品はひび割れNG

最後に、アクスタのお手入れで絶対にやってはいけないことをお伝えします。それは「アルコール(エタノール)」や「除光液(アセトン)」を使うことです。

「ベタつきを拭き取りたい」「除菌したい」と思ってアルコールを含んだウェットティッシュで拭くと、アクリル素材に「ケミカルクラック(ソルベントクラック)」と呼ばれる微細なひび割れが発生する危険性が非常に高いです。

特にレーザーカットされた断面は熱によるストレスが溜まっており、そこに溶剤が触れると一気に亀裂が走ります。最悪の場合、拭いた瞬間にパキッと割れてしまうこともあります。

(出典:三菱ケミカルメタクリレーツ『クラックの原因と対策』

アクリル樹脂は溶剤に弱いため、汚れを落とす際は必ず「中性洗剤(食器用洗剤)」を数滴垂らした水と、柔らかい布(メガネ拭きなど)を使用してください。これがメーカーも推奨する最も安全なクリーニング方法です。

正しいアクスタの外し方まとめ

今回はアクスタの保護フィルムの外し方や、台座トラブルの対処法について解説しました。アクリルは美しい透明感を持つ反面、実は傷つきやすくデリケートな素材です。

「テープで剥がす」「入らなければ削る」「アルコールは使わない」といった正しい知識を持つことで、大切なコレクションを長くきれいに楽しむことができます。ぜひ実践してみてくださいね。

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