一番くじB賞孫悟空DRAGONBALL SNAP FIGUREレビュー評価

フィギュアスタイル運営者の「ぎゅあす」です。

2025年11月、ついに待望の『一番くじ ドラゴンボール DRAGONBALL SNAP COLLECTION 2』が発売されましたね。中でもファンの熱視線を集めているのが、B賞にラインナップされた「孫悟空 DRAGONBALL SNAP FIGURE」です。

原作の扉絵を再現した「海賊衣装」というレアリティの高い姿での立体化に、心を躍らせている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ手に入れようとすると「実際のサイズ感はどうなの？」「塗装のクオリティは高いの？」「今の相場で買うべき？」といった疑問が尽きないのも事実です。

この記事では、私が実際にフィギュアを手に取り、細部まで徹底的にチェックした感想と、コレクター視点で分析した市場価値を余すことなくお伝えします。

一番くじB賞孫悟空DRAGONBALL SNAP FIGUREのレビューと造形

まずは、フィギュアとしての「モノの良さ」を徹底的に掘り下げていきましょう。

公式サイトの画像だけでは伝わりにくい、実物を手に取ったからこそ分かる造形の細やかさや、逆に気になってしまったポイントなどを、包み隠さずレビューしていきます。

海賊衣装の開封と詳細な評価

今回のB賞最大の特徴は、何と言ってもその衣装です。原作コミックスの扉絵や画集『鳥山明 THE WORLD』などで描かれていた、あのファンタジー感あふれる「海賊衣装（パイロット衣装）」が見事に立体化されています。

箱から取り出してまず感動したのは、フィギュア全体から漂う「冒険の匂い」です。

いつものオレンジ色の道着（亀仙流）とは一味違い、頭に巻いたバンダナ、革の質感を模したジャケット、そして右手に携えたサーベル（カットラス）。

これらの一つひとつが、少年期悟空のわんぱくなキャラクター性と見事にマッチしています。

戦闘中の険しい表情ではなく、これからの冒険に胸を膨らませているようなハツラツとした笑顔が採用されている点も、「日常を切り取る（SNAP）」というシリーズのコンセプトを体現していて素晴らしいですね。

ここがポイント！

今回のフィギュアは単なる立ち姿ではありません。足元には「ドクロ」や「宝箱」といった小物が配置された専用台座が付属しており、これ一つで小さなヴィネット（情景模型）として成立しています。

360度どこから見ても物語を感じさせる構成は、ヴィネット好きにはたまりません。

造形面では、鳥山明先生独特の「デフォルメとリアルの融合」が高いレベルで再現されています。

特にジャケットの袖に入ったシワの造形や、ブーツの丸みを帯びたフォルムは、当時のイラストのタッチをそのまま3Dに翻訳したような温かみがあります。

「かっこいい」というよりは「愛おしい」という言葉が似合う、ずっと眺めていたくなる仕上がりです。

他フィギュアとのサイズ比較

コレクションをする上で最も重要なのが「サイズ感」です。既存のコレクションケースに入るのか、他のフィギュアと並べた時に違和感がないか、気になりますよね。

結論から言うと、今回のB賞孫悟空は全高約16cm〜18cm程度です。

一番くじの主力ブランドである「MASTERLISE」シリーズ（約25cm前後）と比較すると、正直なところ二回りほど小さく感じます。

もしMASTERLISEの横に並べることを想定しているなら、遠近法を使って手前に配置するなどの工夫が必要になるでしょう。

シリーズ名	サイズ目安	並べた時の印象・相性
SNAP COLLECTION 2 (B賞)	約16-18cm	デスクや棚にちょこんと飾るのに最適
MASTERLISE	約25cm	B賞が明らかに小さく見え、ボリューム不足を感じる
G×materia (プライズ)	約15-16cm	サイズ感が非常に近く、並べても違和感なし
ドラカプ (HG系)	約8-10cm	B賞の方が大きく、センターに置くと映える

しかし、このサイズ感は決してデメリットだけではありません。最近のプライズフィギュアで人気の「G×materia」シリーズや、過去の名作「ドラゴンボールカプセル（ドラカプ）」などと並べるには最高のサイズ感なんです。

日本の住宅事情を考えると、デスクの脇や本棚のちょっとしたスペースに飾る分には、このくらいの大きさが実は一番扱いやすく、生活空間に馴染むインテリアフィギュアとして優秀だと言えます。

塗装や質感のクオリティ

造形が素晴らしい一方で、塗装に関しては好みが分かれるポイントがあります。私の手元にある個体を厳しくチェックしたところ、肌や衣服の一部が「成型色（プラスチックの地の色）」のままである箇所が見受けられました。

注意点 撮影ブースのような強い照明を当てたり、LEDライト付きのショーケースに入れたりすると、成型色特有の「テカリ」が目立ち、どうしても安っぽく見えてしまう可能性があります。

ズボンの深いシワやブーツの縁などにはシャドウ（陰影）が吹かれていますが、全体的な塗装密度はMASTERLISEの上位賞や高価格帯のフィギュアに比べると控えめです。

ただ、この「ちょっとチープでレトロな質感」が、逆に初期ドラゴンボールの牧歌的な雰囲気や、昔懐かしいソフビ人形のような味を出しているとも捉えられます。

リペイントのススメ

もしテカリが気になる場合は、模型用トップコートの「つや消しスプレー」を軽く吹くだけで、プラスチックっぽさが消えて質感がグッと高級になりますよ！

自己責任にはなりますが、簡単な手間で満足度が跳ね上がるのでおすすめです。

シリーズ1のB賞との違い

「SNAP COLLECTION」シリーズは今回が第2弾ですが、検索していると前作（Series 1）の情報と混同してしまうことがあります。ここで明確な違いを整理しておきましょう。

2024年9月に発売された第1弾のB賞は「孫悟飯（高校生）＆自転車」でした。

あれは自転車という大型の乗り物がメインで付属していたため、箱も本体もかなりのボリューム感がありました。対して、今回の第2弾B賞孫悟空には、自転車や車のような大型の乗り物は付属しません。

「えっ、乗り物ないの？損した気分……」と思うのは早計です！その分、今回の孫悟空はフィギュア本体のポージングと台座の作り込みにコストが割かれています。

岩場や洞窟の床を模したテクスチャ、そして原作ファンならニヤリとする「骸骨ロボ（パイレーツロボ）」の意匠が組み込まれた台座は、第1弾にはなかった魅力です。

乗り物という「面」で見せるのではなく、キャラクターと小物の密度という「点」で見せる方向に進化したと言えるでしょう。

ネット上の評判や口コミ

私一人の感想だけでなく、SNSや掲示板などで囁かれている他のコレクターたちのリアルな声も集めて分析してみました。やはり、評価は「何を重視するか」によって二分されているようです。

ポジティブな意見（肯定的）

• 「バトルフィギュアはお腹いっぱいだったから、こういう平和な日常悟空が本当に欲しかった！」
• 「パッケージデザインがコミック風でお洒落。箱から出さずにそのまま飾りたいレベル」
• 「海賊衣装はずっと待っていたモチーフ。立体化してくれただけでバンダイに感謝しかない」

ネガティブな意見（否定的）

• 「これでB賞？A賞の車付き悟空＆チチと比べると、どうしてもボリューム不足感が否めない」
• 「肌のテカリが気になる。一番くじならもう少し塗装にコストをかけて欲しかった」
• 「塗りの個体差が激しい。店頭で選べるなら顔の塗装チェックは必須」

総じて、「物理的なボリュームや高級感を重視する層」からは厳しい意見があるものの、「鳥山明先生の世界観や雰囲気を重視する層」からは絶賛されている傾向にあります。

一番くじB賞孫悟空DRAGONBALL SNAP FIGUREのレビューと相場

ここからは、少しシビアで現実的なお話です。

「フィギュアは欲しいけれど、くじを引くべきか、それともショップで買うべきか？」とお悩みの方のために、確率論と市場データを基にした「損をしない立ち回り」を解説します。

アソート数や当選確率の解説

まず、一番くじという戦いのルール（確率）を正しく理解しましょう。

公式サイトの情報によると、今回の一番くじは1ロット80本入りです。その中でB賞の孫悟空はたったの「2本」しか入っていません。

計算すると、当選確率は2.5%（40分の1）です。単純計算で40回（約31,600円分）引いてようやく1回当たるかどうか、という確率になります。

「5回くらいで当たるかも？」なんて甘い考えで挑むと、大量のハンドタオルとクリアファイルを抱えて帰ることになりかねません（私も何度も痛い目を見てきました……）。

詳しくは、（出典：一番くじ倶楽部『一番くじ ドラゴンボール DRAGONBALL SNAP COLLECTION 2』）の各店アソート表や公式情報を参照することをお勧めしますが、B賞はA賞と同等のレア枠であることを認識しておく必要があります。

最新の相場と高騰の可能性

では、くじを引かずに「買う」という選択肢はどうでしょうか。

発売直後の現在（2025年12月3日時点）、メルカリやフリマアプリでの取引相場をリサーチしました。

購入ルート	相場目安	備考
メルカリ・フリマ	4,500円 〜 6,500円	中央値は約5,000円前後
中古ショップ販売	5,500円 〜 7,500円	店舗家賃や人件費が乗るためやや割高
くじ自引き（期待値）	約31,600円	運が良くない限り、深追いは危険

現在の相場は約5,000円前後で推移しています。

これは、くじ約6〜7回分の金額に相当します。もし店舗で6回引いて上位賞が出ないリスクを考えると、5,000円前後で見つけたら即購入（シングル買い）するのが最も賢い選択だと言えます。

また、将来性についても触れておきましょう。この「海賊衣装」は再販の可能性が極めて低く、海外のドラゴンボールファンからも非常に人気が高いモチーフです。

過去の傾向を見ても、こうした「変化球」かつ「原作愛の強い」フィギュアは、発売から数年後に「あの時買っておけばよかった！」と再評価され、じわじわと価格が高騰する「スルメフィギュア」になるパターンが多いです。

もし購入を迷っているなら、相場が落ち着いている今のうちに確保しておくのが吉でしょう。

ダブルチャンスの価値

くじを引いて「外れた！」と落ち込んで、半券をそのまま捨てていませんか？

それは現金を捨てているのと同じかもしれません！今回のダブルチャンスキャンペーンは絶対に見逃せません。

今回のダブルチャンス賞品は「孫悟飯＆ビーデル（車）」です。これはなんと、ラストワン賞と全く同一仕様のフィギュアが抽選で当たります。

B賞狙いでくじを引いて外れてしまっても、このダブルチャンスで一発逆転、市場価値数万円クラスのフィギュアが手に入る可能性があるのです。

特に今回は車のクオリティが非常に高く評価されているので、半券のID入力は面倒くさがらずに必ず行いましょう！

下位賞との飾り方の提案

無事にB賞を手に入れたら、どう飾るかも悩みどころですよね。

フィギュア単体で飾るのも良いですが、私がおすすめしたいのは、今回あえて下位賞と組み合わせて世界観を拡張する方法です。

特に相性が良いのが、同じくSNAPシリーズの世界観でデザインされたF賞やG賞のアクリルスタンド、ラバーコースター等の小物類です。

これらをB賞のフィギュアの周りに配置することで、台座の「ヴィネット感」がさらに広がり、より賑やかな「冒険のワンシーン」を演出することができます。

また、このフィギュアは100円ショップ（ダイソーやセリア）で売っている400円〜500円クラスのディスプレイケースにも入りやすいサイズ感です。

背景に画用紙で空や海を描いて入れたり、フィギュアの箱（パッケージ）のデザインが秀逸なので、箱の一部を切り抜いて背景ボードとして再利用したりするのも、安上がりで映えるテクニックですよ。

一番くじB賞孫悟空DRAGONBALL SNAP FIGUREのレビュー総括

最後に、一番くじ B賞 孫悟空 DRAGONBALL SNAP FIGURE レビューのまとめです。

正直なところ、このフィギュアはMASTERLISEのような「圧倒的なボリューム」や「超絶技巧の塗装」を求める人には、少し物足りなく感じるかもしれません。

しかし、「鳥山明先生が描いたあの温かいイラストの世界観を、そのまま自分の部屋に持ち込みたい」という人にとっては、これ以上ない宝物になります。

結論：買いか？

5,000円前後なら間違いなく「買い」です。この海賊衣装の立体化は本当に貴重ですし、デスクにちょこんと飾った時の愛らしさは、数字上のスペックでは測れない満足感があります。

ぜひあなたも、この海賊悟空と一緒に、日々の生活の中で小さな冒険気分を味わってみてください。最後までお読みいただきありがとうございました！

>>一番くじドラゴンボールSNAP COLLECTION2情報まとめ！全賞詳細