フィギュアスタイル運営者の「ぎゅあす」です。
自分の好きなキャラクターやオリジナルのキャラを三次元で形にしてみたいと思ったとき、最初にぶつかる壁がフィギュアの粘土でおすすめがどれなのかという悩みですよね。
ネットで調べても種類が多すぎて、初心者のうちは何を選べば失敗しないのか、自作を始めるための最低限の道具は何なのか、専門用語ばかりで混乱してしまうこともあるかなと思います。
ダイソーやセリアなどの100均で買える手軽なものから、プロの原型師さんが愛用する本格的な石粉粘土やオーブン粘土まで、実はそれぞれに得意分野があるんです。
私自身、最初は失敗ばかりでしたが、素材の特性を理解してからは造形がぐっと楽しくなりました。この記事では、皆さんが迷わず制作をスタートできるように、素材の比較や選び方のコツを丁寧にお伝えしていきますね。
- 主要な3大粘土(石粉粘土・オーブン粘土・エポキシパテ)の物理的・化学的特性の違い
- 制作コストを抑えつつクオリティを劇的に引き上げる素材のハイブリッド運用術
- 思い通りの形を削り出すために欠かせないスパチュラや研磨ツールの選び方
- パーツ分割や表面処理など、完成後の仕上がりを左右するプロ仕様のワークフロー

初心者向けフィギュアの粘土でおすすめの素材選定

フィギュア制作において「どの粘土を使うか」は、そのまま「どのような制作スタイルで進めるか」に直結します。まずは、主流となる素材のそれぞれの強みを見ていきましょう。
フィギュアの作り方の基礎を学べる石粉粘土の特性
フィギュア造形の入門として最も親しまれているのが「石粉粘土」です。これは微細な石の粉にパルプ繊維や糊を混ぜたもので、空気中の水分が抜けることで固まる自然乾燥型の素材ですね。
最大の特徴は、なんといってもその「切削性」の良さです。

乾燥した後はまるでバルサ材や発泡スチロールを削るようなサクサクとした感覚で、デザインナイフやヤスリを使って形を追い込むことができます。
「盛ってから削る」という引き算の造形ができるので、デッサン感覚で進められるのが私のお気に入りポイントです。
乾燥による収縮(ヒケ)への対策
石粉粘土は水分が抜ける分、乾燥後に数パーセント体積が減少する「収縮(ヒケ)」が発生します。
厚く盛った部分ほど縮みが大きく、場合によっては表面にクラック(ひび割れ)が入ることもありますが、これは欠陥ではなく素材の仕様です。
むしろ、縮むことで表面が引き締まり、エッジが立ちやすくなるというメリットもあります。
ヒビができても、新しい粘土を水で溶いた「水溶き粘土」を塗り込めば簡単に補修できるので、初心者の方でもリカバリーがしやすい素材ですよ。
石粉粘土は水との親和性が非常に高いです。乾燥したパーツに新しく盛り足すときは、接着面を霧吹きなどで湿らせるか、筆で水を一塗りするだけで食いつきが劇的に良くなります。
100均やダイソーの粘土を自作の芯材に使うコツ
最近の100均ショップ、特にダイソーなどの粘土コーナーの充実ぶりには驚かされますよね。コストを抑えて自作を楽しみたい場合、これらを使わない手はありません。ただし、すべてを100均粘土だけで完結させるには少しコツが必要です。
100均の石粉粘土は、メーカー品に比べると繊維が粗かったり、乾燥後の強度がやや低かったりする傾向があります。そのため、顔や指先などの繊細な部分には少し不向きかもしれません。
そこでおすすめなのが、「芯材やベースなどのボリュームが必要な部分に100均粘土を使う」という賢い使い分けです。
100均粘土を活かすハイブリッド造形術
例えば、大きな怪獣やボリュームのある髪の毛など、粘土を大量に消費する場所の中身を100均粘土で作り、表面の最後の1〜2ミリだけを「ラドール」などの高品質なメーカー品で覆う手法です。
これなら、材料費を大幅に節約しつつ、表面の仕上がりはプロ級に保つことができます。中までしっかり乾燥させるために、芯にする部分は一度しっかり乾かしてから外側を盛るのが失敗しないコツですね。

100均の粘土はメーカー品に比べて長期保存時の耐久性が未知数な部分もあります。大切な作品で、数年、数十年と形を残したい場合は、要所に信頼できるメーカー品を配置することをおすすめします。
ラドールプレミックスなど主要な石粉粘土の比較
メーカー品の粘土を選ぶ際、どれを買えばいいか迷ったら、以下の定番製品から選べば間違いありません。それぞれの特性を比較表にまとめました。
| 製品名 | 切削感 | 強度 | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| ラドール | サクサク(軽快) | 中 | 大型の造形、特撮系、練習用 |
| ラドール プレミックス | サクリ(程よい抵抗) | 高 | 美少女フィギュア、汎用性が高い |
| ニューファンド | カリカリ(硬質) | 極高 | 繊細な指先、髪の毛、武器 |
| Mr.クレイ | フワフワ(極軽) | 低 | 軽量化が必要なパーツ、ジオラマ |

私が個人的に「最初の一品」として勧めるなら、「ラドール プレミックス」ですね。従来のラドールの削りやすさに、軽量粘土の強さと滑らかさがプラスされていて、非常にバランスが良いんです。
ヤスリがけの後の肌の質感がとても綺麗に仕上がりますよ。(出典:株式会社パジコ『ラドール プレミックス 製品情報』)
精密なフィギュア造形に適したスカルピーの利点
商業原型の世界で主流となっているのが、熱を加えるまで固まらない「オーブン粘土(ポリマークレイ)」です。その代表格が「スカルピー」シリーズですね。
スカルピーの最大のメリットは、「納得いくまで何時間でも、何日でも形をいじり続けられる」という点です。
石粉粘土のように「乾いてきて表面がボソボソになる」といったストレスが一切ありません。特に顔の造形など、コンマ数ミリのラインで表情が変わってしまうような繊細な作業には、この「固まらない」という性質が最強の武器になります。
スカルピー・グレイが選ばれる理由
スカルピーにはベージュやグレイなど種類がありますが、造形に慣れている人が好むのは圧倒的に「グレイ」です。
ベージュは少し透明感があるため、照明を当てた時に表面の凸凹が透けてしまい、歪みを見逃しやすいんです。
対してグレイは不透明で影がハッキリ出るため、デジタル造形のグレーモデルと同じように正確な形を把握しやすいというメリットがあります。焼成には130度前後の温度管理ができるオーブンが必要ですが、その分の価値は十分にありますよ。
硬度と接着性に優れたエポキシパテの使いどころ

粘土造形を補完する存在として欠かせないのが、2種類の剤を混ぜ合わせて化学反応で硬化させる「エポキシパテ」です。
これは粘土というよりも「硬い樹脂」に近く、一度固まるとプラスチックそのもののような強度を持ちます。
フィギュアの髪の毛の先端や、細い剣などの武器は、石粉粘土だとポキッと折れてしまいがちですが、エポパテなら鋭く、丈夫に作ることができます。
また、硬化時の収縮がほとんどないため、精密なパーツの勘合部分を作るのにも適しています。
エポキシパテは混ぜた直後はかなりベタつきますが、少し時間が経って「半硬化状態」になったタイミングが一番削りやすいです。完全にカチカチになる前にナイフで大まかに削り出すのが、作業効率を上げる秘訣ですね。
プロが選ぶフィギュアの粘土でおすすめの道具

素晴らしい粘土を手に入れても、それを操作する道具が指先だけでは限界があります。造形の精度をプロ級に引き上げるための、私の厳選ツールを紹介しますね。
アルミ線と粘土で自立する骨格を作るテクニック
フィギュアが自重で倒れたり、乾燥中に歪んだりするのを防ぐために必須なのが、内部骨格である「アーマチュア(芯材)」です。
ここで使うのは、ホームセンターなどで手に入る「アルミ線」がベストです。鉄線よりも柔らかく、ペンチで簡単に曲げられるため、キャラクターのポージングが自由自在に行えます。
太さは、1/8スケール程度のフィギュアなら、胴体に3mm、手足に2mm、指先に1mmといった具合に使い分けるのが理想的ですね。
軽量化と乾燥短縮の裏技
アルミ線の周りに直接粘土を盛るのではなく、まずは「クシャクシャにしたアルミホイル」を巻き付けて、作りたい形の7割くらいのボリュームまで大きくしておきます。
その上から粘土を被せることで、使用する粘土の量を減らせますし、石粉粘土の場合は中身が空洞に近い状態になるため、乾燥時間が大幅に短縮されます。この下準備が、後の工程での「ひび割れ」を防ぐことにも繋がるんです。

スパチュラや神ヤスなど造形の精度を上げる道具
造形の世界では「弘法筆を選ばず」ではなく、「良い道具が良い形を作る」というのが私の持論です。特に以下の2点は、投資する価値が十分にあります。
金属製スパチュラ
指では入らない耳の穴や、服の深いシワなどを刻み込むためのヘラです。ステンレス製のものは適度な「しなり」があり、粘土を押し広げたり、逆に表面を撫でて滑らかにしたりするのに使います。
一本で何役もこなす「ナイフ型」をまずは手に入れてみてください。
神ヤス(スポンジヤスリ)
フィギュアは三次曲面の塊です。普通の紙ヤスリだと、当て木をしても面がカクカクしてしまいがちですが、ゴッドハンドさんの「神ヤス」はスポンジにヤスリがついているため、曲面にピタッとフィットします。
これを使うだけで、表面の「うねり」が消え、まるで既製品のような滑らかな肌を手に入れることができます。
粘土のヒビ割れや乾燥時の収縮を防ぐ修復のコツ
一生懸命作った形にヒビが入るとショックですよね。でも、石粉粘土を使っている以上、ヒビは避けて通れない道だと割り切ることも大切です。
大切なのは修復のテクニックです。ヒビを見つけたら、まずはその隙間をデザインナイフで少し広げてV字型の溝を作ります。そこに、水で少し柔らかくした新しい粘土を「押し込む」ように充填してください。
表面を撫でるだけだと中まで粘土が入らず、乾燥後にまた剥がれてしまうことがあるからです。この「破壊と再生」を繰り返すことで、作品の密度はどんどん高まっていきます。
塗装工程をスムーズにするパーツ分割とダボ作り
フィギュアを一つの塊として作ってしまうと、脇の下や股の間など、筆が届かない場所が出てきてしまいます。これを防ぐために、あらかじめ「頭」「胴体」「腕」などをバラバラの状態で制作するのが「パーツ分割」です。
分割したパーツを後でピタッと結合させるために、接合部に「ダボ」と呼ばれる凸凹を作ります。
- 片方の断面に穴(凹)を開け、しっかり乾燥させる。
- その穴にメンソレータムなどの離型剤を塗る。
- もう片方のパーツに新しい粘土(またはパテ)を盛り、穴に押し当てて凸を作る。
- そのまま乾燥させてから引き抜く。
この工程を踏むだけで、塗装後に接着剤なしでも自立するような、精度の高い組み立てが可能になります。手間はかかりますが、完成時の満足度が180度変わりますよ!
アクリルガッシュ塗装でフィギュアを仕上げる法
造形の最終段階、命を吹き込む塗装には「アクリルガッシュ」が最適です。一般的なプラモデル用塗料(ラッカー等)と違い、水で薄められるので匂いもなく、リビングでも安心して作業できます。
アクリルガッシュの魅力は、その圧倒的な「隠蔽力(下の色を隠す力)」と「ツヤ消し」の美しさです。
フィギュアの肌を塗る際、テカテカしてしまうと安っぽく見えますが、ガッシュならしっとりとした上品な質感になります。また、乾燥が非常に早いため、塗り重ねによるグラデーション表現もスムーズに行えます。
パレットの上で絵の具が乾くのを防ぐために、濡らしたキッチンペーパーの上にクッキングシートを敷いた「ウェットパレット」を自作して使うのが、賢いペイントのコツですね。
筆塗りのムラを防ぐには、絵の具を厚塗りせず、牛乳くらいの濃度まで薄めたものを3〜4回塗り重ねるのが一番綺麗です。焦らずゆっくり進めましょう!
自分に合うフィギュアの粘土でおすすめの選び方
さて、ここまでフィギュアの粘土でおすすめの素材や道具について詳しくお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。最後に、あなたが今どの素材を選ぶべきか、目的別にまとめてみますね。

| あなたの目的 | 最適な粘土の組み合わせ |
|---|---|
| とにかく安く、手軽に始めたい | ダイソー石粉粘土 + ラドールプレミックス |
| 精密な美少女キャラを時間をかけて作りたい | スーパースカルピー(グレイ) |
| 既存フィギュアの改造や、武器などの小物作り | タミヤ エポキシパテ(高密度タイプ) |
| 怪獣やロボットなど、エッジの効いた造形がしたい | ニューファンド(石粉粘土) |
造形の世界に「これを使わなければならない」という絶対的なルールはありません。石粉粘土で大まかな形を作り、指先だけエポパテで補強するようなミックススタイルも一般的です。
まずは自分の手の感覚に合うものを見つけるために、小さな作品から一歩踏み出してみてください。
本記事で紹介した製品の仕様や安全性に関する詳細は、必ずメーカーの公式サイトで最新の情報をご確認の上、安全な作業環境(換気や保護具の着用など)を整えて楽しんでくださいね。

フィギュア制作は、自分の理想をこの手で現実にする素晴らしい体験です。あなたにぴったりのフィギュアの粘土でおすすめを見つけて、最高の一体を作り上げてくださいね!
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