お気に入りのねんどろいどを、もっと自由に動かしたり、好きな服に着せ替えたりして楽しみたいと考えたことはありませんか。
ねんどろいどを着せ替え可能にするためには、ボディや各種パーツの交換、いわゆる「ドール化」というカスタムが必要です。
特に、人気のねんどろいどオビツ化には、オビツ11へのねんどろいど付け方や、もう一つの選択肢であるピコドーへのねんどろいど付け方があり、それぞれに異なる手順とコツが存在します。
また、接続の要となる首ジョイントの扱いや、場合によっては専用のねんどろいどオビツ11ジョイントが必要になるなど、初心者には分かりにくい点も少なくありません。
さらに、ボディをねんどろいどどーるかオビツ11どっちにすべきか、どんな服を用意すればよいのか、といった選択肢の多さも悩みの種です。
この記事では、基本的なカスタム方法から、より個性を出すためのフェイスパーツのリペイントやり方まで、ねんどろいど着せ替えやり方を網羅的に解説します。
この記事を読むことで、以下の点について理解が深まります。
- カスタムに必要なパーツやドールボディの種類と特徴
- オビツ11やピコドーなどボディ別の換装手順
- カスタム時に発生しやすい問題とその対策
- 既製品や自作の服を着せる際の注意点
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準備から始めるねんどろいど着せ替えやり方
- カスタムに必要な基本パーツ
- ドール化に必須のボディ選び
- ねんどろいどどーるかオビツ11どっちを選ぶ?
- ドールボディに合う服の選び方
カスタムに必要な基本パーツ

ねんどろいどの着せ替え、つまりドール化を始めるにあたり、いくつかの基本的なパーツを揃える必要があります。最低限必要になるのは、お手持ちのねんどろいどの「頭部パーツ」と、着せ替えの土台となる「ドールボディ」の2点です。
ねんどろいどの頭部からは、主に「前髪パーツ」「後ろ髪パーツ」「フェイスパーツ」の3つを使用します。
これらのパーツは、フリマサイトや中古フィギュアショップなどで個別に販売されていることもあるため、特定のキャラクターの髪型や表情だけを使いたい場合に活用するのも一つの方法です。
また、ボディと頭部を接続するために、ねんどろいどに付属している「首ジョイント」も利用します。
ボディの種類によっては、この首ジョイントをそのまま使えたり、一部を加工して使ったり、あるいは別途専用のジョイントパーツが必要になったりします。どのようなパーツが必要になるかは、選ぶドールボディによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

ドール化に必須のボディ選び
ねんどろいどをドール化する上で最も重要なのが、土台となるボディの選択です。ボディによって身長、体型、可動域、そして着せられる服の種類が大きく変わるため、自分の理想とするスタイルに合わせて慎重に選ぶことが鍵となります。
現在、主流となっているボディは主に「オビツ11」「ピコドー」「ねんどろいどどーる」の3種類です。これらはそれぞれサイズ感や質感が異なり、メリットとデメリットも存在します。
例えば、キャラクターの身長差を再現したい、より人間らしい肉感的なフォルムにしたい、あるいは公式パーツで手軽に始めたい、といった目的によって最適なボディは変わってきます。
肌の色も重要な選択基準です。元のねんどろいどのフェイスパーツの色と、できるだけ近い色のボディを選ぶことで、首元の色の差が目立たず、より自然な仕上がりになります。
各メーカーから複数のカラーが展開されているので、事前にしっかりと確認しましょう。
ボディ名 | 特徴 | メリット | デメリット |
オビツ11 | 細身でスレンダーな体型。カスタムの定番。 | 対応する服や靴の種類が非常に豊富。身長調整パーツで体型変更も可能。 | 関節が外れやすく、ポージングの際にストレスを感じることがある。 |
ピコドー | オビツ11よりやや肉感的で曲線的なライン。 | 関節が外れにくく頑丈。追加パーツなしでねんどろいどヘッドを接続可能。 | 対応するボトムスの種類が少なめ。価格がやや高め。 |
ねんどろいどどーる | ねんどろいど公式ボディ。バランスの取れた体型。 | 公式品ならではの高い親和性。接続が簡単で初心者でも安心。鎖骨の造形が綺麗。 | オビツ11用の服とは互換性がない場合がある。 |
ねんどろいどどーるかオビツ11どっちを選ぶ?

ドールボディ選びの中でも、特に多くの方が悩むのが「ねんどろいどどーる」と「オビツ11」のどちらを選ぶかという点です。どちらも人気の高いボディですが、それぞれに明確な特徴があるため、目的によっておすすめが変わります。
ねんどろいどどーるの魅力
ねんどろいどどーるは、ねんどろいどの発売元であるグッドスマイルカンパニーが提供する公式のボディです。最大のメリットは、何と言ってもその手軽さと親和性の高さにあります。
ねんどろいどの頭部を無改造でそのまま差し込むだけでドール化が完了するため、難しい作業が苦手な初心者の方に最適です。また、足裏にマグネットが内蔵されており、付属の台座で自立させやすいのも嬉しいポイントです。
オビツ11の魅力
一方、オビツ11は長年にわたりドールカスタムの定番として愛用されているボディです。最大の魅力は、その圧倒的な拡張性の高さにあります。
個人作家やメーカーから非常に多くの種類の洋服、靴、アクセサリーが販売されており、着せ替えをとことん楽しみたい方には最適な選択肢と考えられます。
また、身長調整キットを使えば、キャラクターの身長差を細かく再現することも可能です。ただし、ねんどろいどヘッドを接続するには一手間必要で、関節が外れやすいという注意点もあります。
要するに、手軽さと公式ならではの安心感を求めるなら「ねんどろいどどーる」、着せ替えのバリエーションやカスタムの自由度を重視するなら「オビツ11」がおすすめと言えます。
ドールボディに合う服の選び方
ボディが決まったら、次はいよいよ服選びです。ドール服は、主にドールイベントやオンラインの通販サイト、フリマアプリなどで購入できます。
服を選ぶ際に最も注意すべきなのは、ボディとのサイズ互換性です。特に「オビツ11」と「ピコドー」では、下半身のサイズが大きく異なります。
オビツ11は全体的に細身なため、オビツ11サイズのパンツをピコドーに穿かせることは基本的にできません。逆に、ピコドーサイズのパンツはオビツ11には大きすぎます。
トップスに関しては比較的互換性がありますが、ピコドーの方が肩周りがしっかりしているため、オビツ11用にタイトに作られた服は着せられない場合があります。
「ねんどろいどどーる」は、これらのボディとはまた異なる独自のサイズ感です。オビツ11用の服も着られることがありますが、袖が長くなってしまう「萌え袖」状態になりがちです。
そのため、基本的には「ねんどろいどどーる用」として販売されている服を選ぶのが最も確実です。
また、濃い色の服はボディに色移りしてしまう可能性があります。一度色移りすると落とすのは非常に困難なため、長時間着せる場合は、服の下に色移り防止用の肌着を着せるなどの対策を検討すると良いでしょう。
実践的なねんどろいど着せ替えやり方
- ねんどろいどオビツ化の基本手順
- 重要な首ジョイントの基礎知識
- オビツ11へのねんどろいど付け方
- ねんどろいどとオビツ11のジョイント接続
- ピコドーへのねんどろいど付け方
- 上級者向けリペイントのやり方
- まとめ:ねんどろいど着せ替えやり方のポイント
ねんどろいどオビツ化の基本手順

ねんどろいどの頭部をドールボディに接続するカスタム、通称「オビツ化」または「ドール化」は、いくつかの手順を踏んで行います。ボディの種類によって細部は異なりますが、大まかな流れは共通しています。
まず、元のねんどろいどの頭部を分解します。前髪と後ろ髪パーツを分割し、中にあるフェイスパーツと首ジョイントを取り外します。
次に、接続するドールボディ側の準備をします。ボディによっては、この段階で頭部を接続するための専用パーツを取り付ける作業が必要です。
続いて、ねんどろいどから取り外した首ジョイントを加工します。多くの場合、ジョイントは2つのパーツで構成されており、これを分離させる作業が伴います。
最後に、準備ができた頭部パーツとボディを接続して完成です。この一連の作業には、細かいパーツを扱うための道具があると便利です。
重要な首ジョイントの基礎知識
ねんどろいどのドール化において、最も重要なパーツが「首ジョイント」です。ねんどろいどの頭部とドールボディは、接続部分の規格が異なるため、そのままでは取り付けることができません。
この問題を解決するのが首ジョイントの役割となります。
ねんどろいどに元々付属している首ジョイントは、球体状の大きなパーツと、軸となる小さなパーツの2つが組み合わさっています。ドール化カスタムでは、多くの場合この2つを分離させる必要があります。
このパーツは非常に固くはまっているため、ドライヤーの温風で温めて柔らかくしてから作業すると、パーツを傷つけずに安全に取り外すことができます。
温めた後、大きなパーツの穴に細い棒などを差し込んで押し出すか、ペンチで軸パーツを慎重に引き抜きます。この時、パーツを傷つけないように布で保護したり、力を入れすぎて怪我をしないように注意することが大切です。
分離したパーツのうち、どちらを使うかは接続するボディによって異なります。
オビツ11へのねんどろいど付け方

カスタムの定番であるオビツ11ボディにねんどろいどの頭部を接続するには、一手間加える必要があります。最も一般的な方法は、サードパーティ製の専用接続パーツを使用することです。
これらの接続パーツには、大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、オビツ11ボディの上半身を一度分解して、内部のパーツを交換する「キット」タイプです。
この方法は最初の作業こそ少し複雑ですが、一度取り付けてしまえば、後は頭部を抜き差しするだけで簡単かつ安定した着せ替えが可能になります。頻繁に服を着せ替えたい方には、こちらのタイプが断然おすすめです。
もう一つは、ボディを分解せず、首の溝にパーツをはめ込むだけの「ジョイント」タイプです。取り付けが非常に簡単なため、細かい作業に自信がない方や、特定の衣装のまま飾っておくことが多い方に向いています。
ただし、Tシャツのような頭から被るタイプの服を着せ替える際には、都度ジョイントを外す必要があるため、少し手間がかかる点がデメリットです。
ねんどろいどとオビツ11のジョイント接続
前述の通り、オビツ11とねんどろいどヘッドを接続するジョイントには、主に「キット」と「ジョイント」の2種類があり、それぞれ接続方法が異なります。
キットタイプの接続
キットタイプを使用する場合、まずオビツ11の上半身パーツを分解します。肩の隙間などに薄いヘラやマイナスドライバーを差し込むと、背中側のパーツを開くことができます。
内部にある純正の首パーツを取り出し、代わりに専用キットをはめ込みます。このとき、パーツの向きを間違えないように注意が必要です。その後、腕パーツを元に戻し、上半身をしっかりと閉じればボディ側の準備は完了です。
ジョイントタイプの接続
ジョイントタイプはより手軽です。ボディの首部分にある溝に、付属のゴムとジョイントパーツをはめ込むだけで取り付けが完了します。この方法の注意点は、先に着せる服を準備しておく必要があることです。
特にTシャツなど、頭を通して着るタイプの服は、ジョイントを取り付ける前にボディに着せておかなければなりません。ジャケットのような前開きの服であれば、ジョイント取り付け後でも着せることが可能です。
ピコドーへのねんどろいど付け方

ピコドーボディを使用する最大の利点は、接続の手軽さにあります。オビツ11のように別途専用の接続パーツを用意する必要がなく、ねんどろいど側の準備だけで簡単にドール化を完了できます。
手順としては、まずオビツ11の場合と同様に、ねんどろいどの頭部を分解し、首ジョイントを取り出します。次に、首ジョイントを大きなパーツと軸パーツに分離させます。ここまでの作業は他のボディと共通です。
ピコドーボディの首の接続部分は、初めからねんどろいどの首ジョイント(分離した後の大きなパーツ)の穴にぴったり合うように設計されています。
そのため、分離した大きな方のジョイントパーツをねんどろいどの後頭部パーツに戻し、フェイスと前髪を組み立てた後、そのままピコドーボディの首に差し込むだけで接続が完了します。
この手軽さは、初心者にとって非常に大きなメリットと言えます。
上級者向けリペイントのやり方
ボディの交換だけでなく、さらにオリジナリティを出したい上級者向けのカスタムとして、フェイスパーツの「リペイント」があります。
これは、のっぺら顔のパーツに自分で表情を描いたり、既存のフェイスパーツの塗装を一部変更したりする作業です。
リペイントには、専門の道具と知識が必要になります。まず、塗装のノリを良くするための下地材「プライマー」をパーツに塗布します。
次に、アクリル塗料やエナメル塗料といった模型用塗料と細い筆を使って、目や口などを描いていきます。塗料には相性があり、重ね塗りする順番を間違えると下地が溶けてしまうため注意が必要です。
塗装が完全に乾いたら、最後に「トップコート」スプレーで表面を保護します。トップコートには光沢を出すタイプと、つやを消すマットタイプがあり、好みの質感に仕上げることができます。
非常に細かい作業ですが、成功すれば世界に一つだけの表情を持つ、特別なねんどろいどが完成します。

まとめ:ねんどろいど着せ替えやり方のポイント

この記事で解説した、ねんどろいどの着せ替えに関する重要なポイントを以下にまとめます。
- ドール化にはねんどろいどの頭部とドールボディが必要
- ボディはオビツ11、ピコドー、ねんどろいどどーるが主流
- ボディ選びは身長、体型、着せたい服で決める
- フェイスパーツとボディの肌色は近いものを選ぶ
- オビツ11は服や靴が豊富でカスタム性が高い
- オビツ11のデメリットは関節が外れやすいこと
- ピコドーは関節が頑丈で接続も簡単
- ピコドーはオビツ11より対応するボトムスが少ない
- ねんどろいどどーるは公式品で初心者も安心
- ボディによって服のサイズ互換性が異なるので注意
- 濃い色の服はボディへの色移りのリスクがある
- 頭部とボディの接続には首ジョイントの加工が必要な場合がある
- 首ジョイントの分離はドライヤーで温めると安全
- オビツ11の接続にはサードパーティ製の専用パーツが便利
- 上級者はリペイントでオリジナルの表情を作ることも可能
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