お気に入りのねんどろいどを、自由なポージングが楽しめる「ねんどろいどどーる」にしてみたいと考えた時、多くの人が最初に直面するのが肌の色の問題です。
「自分の持っているキャラクターにはどの肌色が合うのかわからない」という悩みは、ドール化への大きな壁となることがあります。
公式から提供されているアーモンドミルクやシナモンといった肌の色の一覧を見ても、モニター越しの比較だけでは確信が持てないことも少なくありません。特に褐色肌のキャラクターや、人間ではない青肌などの特殊なキャラクターの場合、選択肢はさらに限られます。
有志がまとめたwikiを参考にしたり、最終手段として塗装を検討したりと、ねんどろいどの肌色の調べ方には様々なアプローチが存在します。
この記事では、そんな複雑で分かりにくい肌色選びで失敗や後悔をしないための具体的な方法を、網羅的に解説していきます。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- ねんどろいどどーるの公式な肌色の種類
- 自分のねんどろいどに合う肌色を見つける方法
- 特殊な肌色や自作する場合の選択肢
- 色選びで失敗しないための比較ポイント
基本的なねんどろいど肌色の調べ方
- 公式で発表されている肌の色
- ねんどろいどどーるの肌色一覧
- 画像で見る公式の肌色比較
- 標準的なアーモンドミルクとは?
- どの肌色かわからない時のヒント
公式で発表されている肌の色

ねんどろいどどーるのボディを選ぶにあたり、まず基本となるのが、メーカーであるグッドスマイルカンパニーから公式に展開されている肌色の種類を把握することです。
現在、主に流通している肌色は「peach(ピーチ)」「cream(クリーム)」「almond milk(アーモンドミルク)」「cinnamon(シナモン)」の4種類が基本となっています。
これらのラインナップは、様々なアニメやゲームに登場するキャラクターの多様な肌のトーンに対応するために用意されました。
例えば、血色の良い元気なキャラクターから、透き通るように色白なキャラクター、健康的に日焼けしたキャラクターまで、幅広いニーズをカバーすることが目的です。
このように、複数の選択肢があるからこそ、自分の手持ちのねんどろいどのフェイスパーツに最も近い色を選ぶ作業が大切になります。それぞれの色が持つ特徴を理解することが、適切なボディ選びの第一歩と言えるでしょう。
ねんどろいどどーるの肌色一覧
4種類の公式カラーには、それぞれ異なる特徴があります。ボディ選びで迷わないために、まずは各色の違いを一覧で確認してみましょう。
色の名称 | 主な特徴 | 推奨されるキャラクターのイメージ |
peach (ピーチ) | 赤みが強く、血色の良い健康的な印象を与える肌色 | 元気、活発なキャラクターや、少し赤ら顔の表現にも |
cream (クリーム) | 4色の中で最も明るく、色白な印象を与える肌色 | クールなキャラクターや、儚げな雰囲気の美少女など |
almond milk (アーモンドミルク) | やや黄みがかった、標準的な肌色。汎用性が高い | 多くの日本人アニメキャラクターに合わせやすいとされる |
cinnamon (シナモン) | 健康的に日焼けした、褐色系の肌色 | スポーツ万能なキャラクターや、地黒設定のキャラクター |
この表はあくまで一般的な傾向を示すものです。
キャラクターのデザインや元のイラストの色味によって最適な選択は変わるため、参考情報として活用し、最終的には個別の判断が必要となります。
画像で見る公式の肌色比較

各肌色の特徴を文章で理解しても、実際にどの程度の違いがあるのかを把握するのは難しいものです。そのため、複数の肌色のボディを並べて比較しているユーザーのレビュー写真や、公式ブログの紹介画像を参考にすることが非常に有効な手段となります。
特に、「peach」「cream」「almond milk」の3色は、単体で見ると違いが分かりにくい場合があります。しかし、これらを並べて比較すると、peachの赤み、creamの白さ、almond milkの黄みがはっきりと認識できます。
インターネット上で検索すれば、多くのユーザーが親切に比較画像を公開してくれているので、自分の持っているフェイスパーツの色味と見比べながら検討するのがおすすめです。
一方、こうした画像を確認する際には注意点もあります。撮影された際の照明(自然光か室内灯か)や、閲覧しているモニターの設定によって、色の見え方が実物と若干異なる可能性がある点です。
このため、ひとつの画像だけを信じるのではなく、複数の異なる環境で撮影された画像を見比べて、総合的に判断することが失敗を避ける鍵となります。
標準的なアーモンドミルクとは?
4種類の中でも、「almond milk(アーモンドミルク)」は、多くのユーザーにとって基準となる色と位置づけられています。その理由は、やや黄みがかったこの肌色が、多くのアニメキャラクターの標準的な肌のトーンに近いためです。
実際に、どの肌色を選べば良いか迷った際に「とりあえずアーモンドミルクを選んでおけば大きな失敗はない」という意見は、多くのユーザーレビューで見られます。
特に男性キャラクターのねんどろいどの多くは、このアーモンドミルクが比較的違和感なく馴染むことが多いようです。
ただし、これも万能というわけではありません。例えば、刀剣乱舞の鶴丸国永のように、設定上明らかに色白なキャラクターにアーモンドミルクを合わせると、顔だけが白く浮いて見えてしまう可能性があります。
あくまで「標準的で合わせやすい色」という認識に留め、手持ちのキャラクターの肌が平均より白いか、赤みがかっているかなどを考慮した上で選択することが大切です。
どの肌色かわからない時のヒント

公式のカラーバリエーションを理解しても、手持ちのねんどろいどにどの色が最適か判断できないケースは少なくありません。
なぜなら、ねんどろいどのフェイスパーツは、そのキャラクター専用に個別に肌色が調色されているため、市販の汎用ボディと色が完全に一致することは稀だからです。
このような状況で役立ついくつかのヒントがあります。
まず、最も確実な方法は、ホビーショップなどの実店舗にフェイスパーツを持参し、実際に販売されているボディと見比べてみることです。これは少し勇気がいるかもしれませんが、間違いのない選択ができます。
次に、SNSや個人のブログで、自分と同じキャラクターをどーる化している先駆者がいないか探す方法です。「(キャラクター名) ねんどろいどどーる」といったキーワードで検索すれば、使用したボディの肌色に関する情報が見つかる可能性があります。
そして、ある程度の色の差は許容するという考え方も一つです。首元の色の違いは、襟のある服を着せることでほとんど隠れてしまいます。
完璧な一致にこだわりすぎず、全体の雰囲気として違和感がなければ良しとするのも、カスタマイズを楽しむ上での一つの考え方と言えるでしょう。
応用編!ねんどろいど肌色の調べ方
- 有志による肌色wikiの活用法
- シナモン肌はどんなキャラ向け?
- 褐色肌キャラクターのボディ選び
- 特殊な青肌などのキャラの場合
- 既存ボディの肌色塗装という選択肢
- 最適なねんどろいど肌色の調べ方まとめ
有志による肌色wikiの活用法

個人での調査に限界を感じたとき、非常に頼りになるのが、有志のユーザーたちによって作成されたデータベース、通称「肌色wiki」です。
過去には「ねんどろいどどーる 肌色感想まとめwiki」といったサイトが存在し、多くのユーザーがどのねんどろいどにどの肌色のボディを使用したかという貴重な情報を共有していました。
これらのwikiの最大のメリットは、膨大な数のキャラクターとボディのマッチング情報が一覧化されている点です。
自分の持っているねんどろいどの商品番号やキャラクター名で検索するだけで、他のユーザーがどの肌色を選んだのか、そしてその結果どうだったのかという感想まで知ることができました。
ただ、注意点として、これらのwikiはあくまで有志による運営であるため、情報が常に最新であるとは限らず、サイト自体が閉鎖されてしまう可能性もあります。
実際に、前述のwikiは現在リンク切れとなっているようです。しかし、同様の情報をまとめている個人のブログやSNSアカウントは今でも存在するため、諦めずに探してみる価値は十分にあります。
こうした集合知を活用することで、自分一人では得られなかった最適な答えにたどり着けるかもしれません。
シナモン肌はどんなキャラ向け?
公式ラインナップの中でも「cinnamon(シナモン)」は、他の3色とは明確に異なる特徴を持つ肌色です。
この色は、健康的に日焼けしたキャラクターや、生まれつき肌の色が濃い褐色系のキャラクターを表現するために用意されています。
例えば、スポーツ系の作品に登場するアウトドア派のキャラクターや、ファンタジー作品の砂漠の民、あるいは南国出身のキャラクターなど、その用途は多岐にわたります。
peachやalmond milkでは肌が白すぎると感じられる場合に、シナモンを選択することで、キャラクターのイメージをより忠実に再現することが可能になります。
この肌色の登場により、ねんどろいどどーるで表現できるキャラクターの幅は大きく広がりました。これまで肌の色の問題でどーる化を諦めていた褐色系のキャラクターをお持ちの方にとっては、待望の選択肢と言えるでしょう。
褐色肌キャラクターのボディ選び

褐色肌のキャラクターをどーる化する場合、第一の選択肢は前述の通り「cinnamon」となります。しかし、「褐色」と一口に言っても、その色味はキャラクターによって様々です。
赤みがかった褐色、黄みがかった褐色、あるいはもっと濃いダークブラウンに近い肌色など、多種多様なバリエーションが存在します。
このため、cinnamonを選んでも、手持ちのフェイスパーツと比較すると「色が薄すぎる」あるいは「赤みが足りない」といったケースが発生する可能性があります。
cinnamonはあくまで汎用的な褐色肌であるため、特定のキャラクターの肌色と完全に一致するわけではないのです。
もしcinnamonで違和感がある場合は、いくつかの代替案が考えられます。一つは、他社製のドールボディを検討することです。
例えば、「オビツ11」ボディには「サンライト」という褐色系のカラーがあり、cinnamonとはまた違った色味をしています。もう一つの方法は、最終手段としてボディ自体を塗装することです。これにより、理想の色味を追求できます。
特殊な青肌などのキャラの場合
ねんどろいどの世界には、人間ではないキャラクターも数多く存在します。例えば、鬼や魔族、宇宙人といったキャラクターに見られる青や緑、灰色といった、いわゆる「ファンタジーカラー」の肌です。
こうした特殊な肌色を持つキャラクターをどーる化しようとする場合、残念ながら現在のねんどろいどどーるの公式ラインナップでは対応できるボディが存在しません。
公式が提供しているのは、あくまで人間キャラクターの肌色を想定した4種類のみです。
したがって、このようなキャラクターを可動式のどーるボディにしたい場合は、ボディを自ら塗装するという方法が、現時点ではほぼ唯一の解決策となります。
これは技術的なハードルが高い選択肢ですが、成功すれば他の誰とも違う、自分だけのオリジナルな一体を完成させることができるでしょう。
あるいは、可動を諦めて、元のねんどろいどに付属しているボディをそのまま使用するというのも、一つの割り切り方です。
既存ボディの肌色塗装という選択肢

どの市販ボディを選んでもフェイスパーツとの色味が合わない、あるいは公式に存在しない特殊な肌色を再現したい。こうした状況における最終手段が、既存のボディを塗装することです。
塗装のメリット
最大のメリットは、フェイスパーツの色味に合わせて塗料を調色することで、色差を限りなくゼロに近づけられる点です。これにより、市販品では決して得られない完璧な一体感を生み出すことができます。
また、青肌や緑肌といったファンタジーカラーを自由に作り出せるのも、塗装ならではの魅力です。
塗装のデメリットと注意点
一方で、塗装には明確なデメリットも存在します。まず、エアブラシやドール用塗料といった専門的な道具を揃える必要があり、初期投資がかかります。
また、塗装にはある程度の技術と経験が求められ、初心者がいきなり綺麗に仕上げるのは簡単ではありません。
さらに、関節部分などを動かす際に塗膜が擦れて剥がれてしまうリスクや、時間をかけて塗装しても思った通りの色にならない可能性も考慮する必要があります。
このように、塗装は理想を追求できる一方で、相応の時間、コスト、そしてリスクを伴う上級者向けのカスタマイズ方法であると理解しておくことが大切です。
最適なねんどろいど肌色の調べ方まとめ
この記事で解説してきた、ねんどろいどどーるの肌色に関する調査方法と選択のポイントを以下にまとめます。
- ねんどろいどどーるの肌色は公式で4種類展開されている
- peachは血色の良い赤みのある肌色
- creamは色白キャラクター向けの肌色
- almond milkは多くのキャラに合う標準的な黄み肌
- cinnamonは日焼けキャラや褐色キャラに適している
- ねんどろいどの顔は専用色のためボディと完全一致は難しい
- 迷った場合はalmond milkを選ぶのが一般的とされている
- 実店舗で直接フェイスとボディの色を比較する方法が最も確実
- SNSやブログで同じキャラクターの作例を探すのも有効な手段
- ユーザーがまとめたwikiは有力な情報源になりうるが閉鎖の可能性も考慮する
- 褐色肌はcinnamonが基本だがキャラクターによる色の濃さを要確認
- 青肌など特殊なファンタジー色は公式ボディでは対応不可
- ボディの塗装は色を完全に合わせるための最終手段
- 塗装には技術と道具が必要で塗膜剥がれなどのデメリットも存在する
- 首元の多少の色差は襟のある衣服を着用させることで隠せる場合がある