「自分だけの推しを作るために、オリジナルのねんどろいどが欲しいけれど、どうすればいいの?」そんな悩みを抱えていませんか。この記事では、作り方初心者の方に向けて、ねんどろいどオリキャラの作り方を丁寧に解説します。
髪の自作方法から、オリジナル製作やオーダーメイドの依頼、そして気になるオーダーメイドの値段まで、必要な情報を網羅しました。
また、公式サービスであるねんどろいどフェイスメーカーの髪型選びのコツや、多くの人が経験する失敗例と対策も紹介します。
髪のオーダーメイドやオリジナル依頼についても具体的に触れていきますので、あなたの理想のキャラクター製作にきっと役立つはずです。
- オリキャラねんどろいどを作る3つの主な方法
- 初心者でも失敗しにくい顔や髪パーツの準備の仕方
- 自作とオーダーメイド依頼のメリット・デメリット
- 製作にかかる費用や期間の目安
ねんどろいどオリキャラの作り方を3つの方法で解説
- 作り方初心者でもわかる3つの選択肢
- 公式サービスで手軽に推しを作る
- ねんどろいどフェイスメーカーの髪型選び
- ねんどろいどフェイスメーカー失敗例と対策
- パテで挑戦する髪の自作テクニック
作り方初心者でもわかる3つの選択肢

オリジナルのねんどろいどを製作するには、主に3つの方法が考えられます。それは「公式サービスを利用する方法」「既存のパーツを改造して自作する方法」「専門業者に製作を依頼する方法」です。
それぞれの方法には異なる特徴があり、ご自身の技術レベルや予算、そしてどれだけこだわりたいかに合わせて選ぶことが大切になります。
まず、最も手軽なのが公式サービスの利用です。これは、造形や塗装の経験が全くない方でも、画面上の操作だけでオリジナルの顔パーツなどを注文できるため、初心者には最適な選択肢と言えます。
次に、より自由な表現を求めるなら、既存のねんどろいどパーツをベースにパテなどで改造する自作が考えられます。手間と時間はかかりますが、市販品にはない髪型や衣装を自分の手で生み出すことが可能です。
そして、最高のクオリティを求めるのであれば、プロのモデラーや製作代行業者に依頼する方法があります。費用は高くなりますが、自作では難しい複雑なデザインや美しい塗装を施した、まさに理想通りの一体を手に入れることができるでしょう。
公式サービスで手軽に推しを作る
造形や塗装に自信がない方でも、手軽にオリジナルキャラクターのねんどろいどを作れる公式サービスが存在します。グッドスマイルカンパニーが提供する「ねんどろいどフェイスメーカー」と「ねんどろいどどーる」がその代表例です。
「ねんどろいどフェイスメーカー」は、ウェブサイト上で目や口、眉といった多彩なパーツを自由に組み合わせて、自分だけのオリジナル表情パーツを作成・注文できるサービスです。肌の色も複数から選べるため、キャラクターのイメージに合った顔を手軽に手に入れられます。
一方、「ねんどろいどどーる」は、関節が可動する素体(ボディ)のシリーズです。様々な身長や体型の素体が用意されており、公式から販売されている豊富な衣装や靴を着せ替えて楽しむことができます。
スーツやカジュアルな服など、キャラクターの設定に合わせた服装をさせられるのが大きな魅力です。
これらの公式サービスを利用する最大のメリットは、専門的な技術や道具がなくても、安定した品質のパーツが手に入ることです。ただし、デザインの自由度には限界があり、用意されたパーツの組み合わせでしか表現できない点は、デメリットとして理解しておく必要があります。
ねんどろいどフェイスメーカーの髪型選び

「ねんどろいどフェイスメーカー」は非常に便利なサービスですが、作成できるのは顔パーツのみです。そのため、キャラクターの印象を大きく左右する髪型パーツは、別途用意しなくてはなりません。
髪型を準備する最も一般的な方法は、すでに販売されている1000種類以上のねんどろいどの中から、作りたいキャラクターのイメージに最も近い髪型のものを見つけ出し、そのパーツを流用することです。
グッドスマイルカンパニーの公式サイトには、これまでに発売されたねんどろいどの一覧が掲載されているため、根気強く探すことで理想に近いものが見つかる可能性があります。
もし、髪型は理想的でも髪色が異なるという場合には、パーツをリペイント(再塗装)するという手段もあります。
髪型パーツを選ぶ際には、注意点もあります。ねんどろいどは前髪パーツと後頭部パーツで顔パーツを挟み込む構造になっていますが、発売時期が大きく異なる製品同士だと、稀にうまく組み合わせられないケースがあります。
流用を考えているパーツが見つかったら、互換性について事前に情報を集めておくと、より安心して進めることができるでしょう。
ねんどろいどフェイスメーカー失敗例と対策
手軽にオリジナルの顔が作れる「ねんどろいどフェイスメーカー」ですが、いくつかの注意点を知らないと、イメージと違う仕上がりになってしまうことがあります。ここでは、よくある失敗例とその対策について解説します。
画面と実物の印象の違い
最も多い失敗が、画面上でデザインした際のイメージと、実際に届いた製品の印象が異なるケースです。特に、目や眉のパーツは「思ったより小さかった」「位置が少し違うだけで印象が大きく変わる」という声が多く聞かれます。
対策としては、パーツを配置する際に「少し大きいかな?」と感じるくらいに拡大し、気持ち下寄りに配置すると、ねんどろいどらしいデフォルメ感が出てバランスが良くなる傾向があります。
パーツの互換性の問題
前述の通り、古い型番のねんどろいどの頭部パーツと、フェイスメーカーで作成した顔パーツが物理的にうまくはまらないことがあります。これは、顔パーツの大きさや接続部の形状が、時期によって微妙に異なるために起こります。
対策としては、顔パーツの側面や接続部をデザインナイフやヤスリで慎重に削って調整する方法があります。ただし、削りすぎると元に戻せないため、少しずつ試しながら作業を進めることが肝心です。
これらの失敗を避けるためには、注文前にSNSなどで他のユーザーの作例を参考にしたり、パーツの配置に関するコツを調べたりすることが有効です。

パテで挑戦する髪の自作テクニック

既存のねんどろいどに理想の髪型が見つからない場合、パテを使って髪パーツを自作・改造するという方法があります。時間と根気が必要な作業ですが、成功すれば世界に一つだけのオリジナルパーツを手に入れることができます。
まず、ベースとなる髪パーツの不要な部分を、彫刻刀やデザインナイフで大まかに削り取ります。その後、2種類の素材を練り合わせて使用する「エポキシパテ」を盛り付け、キャラクターの髪型を造形していきます。
パテが完全に硬化したら、彫刻刀やヤスリを使って形を削り出し、表面を滑らかに整えます。
形が整ったら、「サーフェイサー」という下地材をスプレーします。これを吹き付けることで、パテの盛り跡や細かな傷が目立たなくなり、この後の塗装の仕上がりが格段に綺麗になります。
パテでの自作は、満足のいく形になるまで「盛る→削る→ヤスる」という工程を何度も繰り返す地道な作業です。また、パテや塗料の匂いが発生するため、作業中は必ず換気を十分に行うようにしてください。
難易度は高いですが、その分、完成したときの達成感は非常に大きいでしょう。

理想のねんどろいどオリキャラ作り方と依頼のコツ
- オリジナル製作の期間と費用について
- 専門業者へのオリジナル依頼という選択肢
- 髪のオーダーメイドを依頼する際の注意点
- オーダーメイドの値段相場とサービス比較
- こだわりを叶えるオーダーメイド製作
- 最適なねんどろいどオリキャラの作り方
オリジナル製作の期間と費用について

オリジナルのねんどろいどを製作する際、どの方法を選ぶかによって必要となる期間と費用は大きく異なります。自分の予算や、いつまでに完成させたいかという目標に合わせて、最適な方法を検討することが大切です。
以下に、製作方法ごとの期間と費用の目安をまとめました。
製作方法 | 期間の目安 | 費用の目安 |
公式サービス利用 | 注文後、約2週間~1ヶ月 | 5,000円~10,000円程度 |
既存パーツの改造・自作 | 数週間~半年以上 | 10,000円~(パーツ代・道具代込み) |
専門業者への依頼 | 約1ヶ月~数ヶ月 | 30,000円~(内容により大きく変動) |
公式サービスの利用は、費用も比較的安く、短期間で完成品が手に入るのが魅力です。一方、自作の場合は、工具や塗料などの初期投資が必要になるほか、作業に慣れていないと完成までに長い時間がかかる可能性があります。
専門業者への依頼は最も高額になりますが、その分クオリティは保証されます。期間は依頼内容や業者のスケジュールによって変動するため、事前の確認が不可欠です。
専門業者へのオリジナル依頼という選択肢
「自分で作る時間がない」「塗装や造形の技術に自信がない」という場合には、専門の業者に製作を依頼するのが賢明な選択です。プロの技術によって、自作では到達できない高いレベルの完成度を期待できます。
依頼先としては、プラモデルやガレージキットの製作を代行している会社や、個人で活動しているモデラーなどが挙げられます。
サービス内容は多岐にわたり、既存の髪パーツの色を塗り替える「リペイント」から、一部を改造する作業、さらにはデータやイラストを元に完全に新しいパーツを造形する「フルスクラッチ」まで、様々な要望に対応しています。
依頼の一般的な流れは、まず作りたいキャラクターのイメージを伝えて見積もりを取り、金額や納期に納得できれば正式に発注します。その後、ベースとなるパーツを業者に郵送し、製作が完了するのを待つ、という形になります。
手間をかけずに高品質な一体を手に入れられるのが最大のメリットですが、費用が高額になること、そして信頼できる業者を探す手間がかかる点がデメリットとして考えられます。
髪のオーダーメイドを依頼する際の注意点

髪パーツの製作をオーダーメイドで依頼する場合、完成品が自分のイメージ通りになるかどうかは、業者との意思疎通がどれだけ正確にできるかにかかっています。認識のズレを防ぐために、いくつか注意すべきポイントがあります。
最も大切なのは、キャラクターのイメージを正確に伝えるための資料を準備することです。正面、側面、背面から見たイラスト(三面図)があれば、髪の立体的な形状を最も正確に伝えることができます。
イラストを用意できない場合でも、イメージに近い写真やキャラクターの画像を複数枚集めることで、より具体的に要望を伝えられます。
また、色味についても注意が必要です。
モニターや印刷物では色の見え方が異なるため、「黒髪」と伝えるだけでなく、可能であればカラーチップの番号を指定したり、「ツヤのある黒」「マットな質感の黒」といった具体的な仕上げの希望まで伝えたりすると、イメージの相違が起こりにくくなります。
加えて、人気の業者やモデラーは数ヶ月先までスケジュールが埋まっていることも少なくありません。依頼を検討する際は、まず業者の受付状況や製作にかかる期間を確認することをおすすめします。
オーダーメイドの値段相場とサービス比較
オーダーメイド製作の値段は、依頼する作業の複雑さや範囲によって大きく変動します。依頼を検討する際には、あらかじめおおよその相場を把握しておくと、予算計画が立てやすくなります。
まず、既存の髪パーツの色を塗り替えるだけのリペイントであれば、1万円前後から依頼できることが多いようです。髪にメッシュを入れるなど、複数の色を使う場合は追加料金がかかることもあります。
次に、既存のパーツにパテを盛ってアホ毛を追加したり、一部の形状を変更したりするような改造作業が加わると、値段は2万円以上に上がることが一般的です。
そして、イラストなどを元に何もない状態から完全に新しい髪パーツを造形するフルスクラッチの場合、作業量が格段に増えるため、値段は数万円から、複雑なデザインであれば10万円を超えるケースも珍しくありません。
これらはあくまで一般的な目安であり、実際の金額は業者やデザインの詳細によって変わります。後悔しないためには、複数の業者から見積もりを取り、サービス内容と金額を比較検討することが非常に大切です。
こだわりを叶えるオーダーメイド製作

オーダーメイド製作の最大の魅力は、市販のパーツや自作では再現が難しい、キャラクターならではの細かなこだわりを形にできる点にあります。
髪の微妙なグラデーション、特徴的なメッシュの入り方、風になびく繊細な毛束の流れ、クリアパーツを使った透明感のある表現など、プロの技術だからこそ実現できる表現は数多く存在します。
自作の場合、道具の制約や技術的な限界から、どこかで妥協点を見つけなければならない場面が出てくるかもしれません。
しかし、経験豊富なプロに依頼すれば、そうした妥協をすることなく、キャラクターが持つ本来の魅力を最大限に引き出した、まさに「理想の一体」を手に入れることが可能です。
費用はかかりますが、その投資に見合うだけの満足感とクオリティが得られるのが、オーダーメイド製作です。時間や手間をかけずに、とにかく最高の完成度を求める方にとっては、最も適した選択肢と言えるでしょう。
最適なねんどろいどオリキャラの作り方
この記事では、オリジナルのねんどろいどを作るための様々な方法を解説しました。最後に、自分に合った最適な作り方を見つけるためのポイントをまとめます。
- オリキャラねんどろいどの作り方は主に3種類ある
- 初心者は公式サービスの利用が最も手軽
- ねんどろいどフェイスメーカーでオリジナルの顔が作れる
- 顔パーツと頭部パーツの互換性には注意が必要
- 髪パーツは既存のねんどろいどからの流用が基本
- 理想の髪型がなければパテでの自作も可能
- 自作には道具と時間と技術が求められる
- 塗装や造形が苦手なら専門業者への依頼がおすすめ
- 業者への依頼にはリペイントやフルスクラッチなどがある
- 依頼費用は作業内容に応じて数万円からが目安
- 依頼する際は詳細な資料でイメージを共有することが大切
- オーダーメイドは細部までこだわりを再現できる
- 複数の選択肢から予算や技術力に合わせて選ぶ
- 自分に合った方法で世界に一つのオリキャラ製作を楽しもう
- 完成したオリキャラは日々の生活に彩りを与えてくれる