お気に入りのねんどろいどに眼鏡をかけさせて、もっと個性を引き出したいと考えたことはありませんか。
しかし、いざねんどろいどの眼鏡の作り方を調べてみても、フィギュアのメガネの作り方に関する情報が多すぎて、どれが最適か分からなくなってしまうことがあります。
また、眼鏡のサイズや付け方が分からず、失敗や後悔を避けたいと感じる方も多いはずです。市販のねんどろいどメガネパーツや、シャープなエッチングメガネ1/12を探す方法もありますが、理想のデザインが見つからないこともあるでしょう。
メルカリで個人製作品を探すのも一つの手ですが、品質に不安を感じるかもしれません。
この記事では、おしゃれな丸メガネやクールなサングラスはもちろん、再現が難しいモノクルや眼帯まで、様々な眼鏡キャラに対応できる作成方法を網羅的に解説します。
自作から市販品の活用まで、あなたにぴったりの方法がきっと見つかります。
- 紙やレジンを使った様々な眼鏡の自作方法
- 市販されている公式パーツやドール用眼鏡の種類と選び方
- サングラスやモノクルといった特殊なデザインの再現方法
- ねんどろいどのヘッドに合わせたサイズ調整と基本的な付け方のコツ
\中古・レア品を探す/
自作で楽しむねんどろいど眼鏡の作り方
- 多様なフィギュアメガネの作り方
- おしゃれな丸メガネの作成法
- サングラスのレンズを作るコツ
- 特殊なアイテム眼帯の作成方法
- モノクルを再現する方法
多様なフィギュアメガネの作り方

ねんどろいど用の眼鏡を自作する方法は、一つだけではありません。主に、紙、UVレジン、プラスチック板といった素材が使われており、それぞれに異なる特徴があります。
どの方法を選ぶかによって、仕上がりの雰囲気や作成の難易度が変わるため、ご自身のスキルや作りたいデザインに合わせて最適な手法を見つけることが大切です。
紙(ペーパークラフト)で作る方法
最も手軽に始められるのが、紙を使ったペーパークラフトです。インターネット上には有志の方が作成した無料のテンプレートが配布されていることもあり、それを印刷して切り抜くだけで眼鏡のフレームが完成します。
コピー用紙に印刷した後、UVレジンを薄く塗って硬化させることで、強度を補い、プラスチックフレームのような質感を出すことも可能です。
この方法のメリットは、コストを抑えられ、特別な道具がなくても始めやすい点です。
一方で、どうしても強度が低くなりがちで、繊細な作業が求められるため、破損しやすいというデメリットも存在します。あくまで一時的な使用や、写真撮影用と割り切って作るのが良いかもしれません。
UVレジンで作る方法
より本格的で耐久性のある眼鏡を作りたい場合は、UVレジンがおすすめです。型を使うことで、透明感のあるレンズや、好きな色のフレームを自由に作成できます。着色料を混ぜれば、サングラスのようなカラーレンズも再現可能です。
メリットは、オリジナリティの高いデザインを実現でき、強度も紙製より格段に上がることです。ただし、UVライトやレジン液、着色料といった専用の道具や材料を揃える必要があります。
また、レジンはアレルギーを引き起こす可能性もあるため、作業中は手袋を着用し、十分に換気を行うなどの注意が求められます。
素材ごとの特徴比較表
素材 | メリット | デメリット・注意点 |
紙 | ・低コストで手軽に始められる ・テンプレートを使えば形作りが簡単 | ・強度が低く、破損しやすい ・水濡れに非常に弱い |
UVレジン | ・高い強度と透明感が出せる ・着色により自由なデザインが可能 | ・専用の道具や材料が必要 ・レジンアレルギーに注意が必要 |
プラ板 | ・加工が比較的容易 ・塗装によって様々な質感を表現できる | ・加熱時に歪みやすい ・接着には専用の接着剤が必要 |
おしゃれな丸メガネの作成法
キャラクターに知的で優しい印象を与える丸メガネは、非常に人気の高いアイテムです。しかし、自作する上で最も難しいのが、左右対称のきれいな円形を作ることです。
フリーハンドで完璧な形を切り出すのは至難の業なので、何かしらの「型」を利用するのが成功への近道となります。
一つの効果的な方法は、UVレジンとマスキングテープを使用してレンズの土台を作る手法です。まず、作りたいサイズのレンズの型紙を用意し、その両面にマスキングテープを貼り付けます。
次に、デザインナイフで型紙の線に沿って内側を切り抜くと、マスキングテープでできたレンズの型が完成します。この型をフィルムなどに固定し、レジンを流し込むことで、きれいな円形のレンズを作成することが可能です。
フレーム部分に関しても、工夫次第で美しい円形を再現できます。例えば、細い針金をボールペンや円形の棒などに巻きつけて形を整えることで、均一なカーブを持つフレームが作れます。
紙でフレームを作る場合も、コンパスカッターなどを使用すると、手作業よりも格段に正確な円を切り出すことができます。多少の手間はかかりますが、こうした道具を活用することで、仕上がりのクオリティが大きく向上します。
サングラスのレンズを作るコツ

サングラスをリアルに再現するためには、レンズ部分の表現が鍵を握ります。
最も本格的な仕上がりを目指すなら、UVレジンに着色料を混ぜて作成する方法がおすすめです。これにより、透明感を保ちつつ、深みのあるカラーレンズを作ることができます。
使用する着色料は、ごく少量で十分に色がつきます。レジン液に着色料を一滴ずつ加え、つまようじなどで気泡が入らないようにゆっくりと混ぜ合わせましょう。
このとき、いきなり濃い色を作るのではなく、少しずつ色を足して理想の濃さに調整していくのがポイントです。色の濃さを確認する際は、白い紙の上にレジンを少量垂らしてみると、実際の仕上がりに近い色味を把握できます。
レジンを混ぜる際には気泡が発生しやすくなりますが、エンボスヒーターを短時間あてると、気泡を効果的に取り除くことが可能です。
ただし、熱を加えすぎるとレジンや型が変形する原因になるため、注意深く作業を進める必要があります。硬化させる際は、色が濃いレジンは光を通しにくく、硬化不良を起こしやすいです。
通常よりも長めにUVライトを照射し、表裏両面からしっかりと光をあてて、内部まで完全に硬化させましょう。
特殊なアイテム眼帯の作成方法
眼帯は、特定のキャラクターを再現する上で欠かせないアイテムの一つです。眼鏡とは作り方が異なりますが、ポイントを押さえれば比較的簡単に作成できます。
主な材料としては、布や合成皮革が適しており、素材の質感によってキャラクターの雰囲気を大きく変えることができます。
作成手順は、まず黒色のフェルトや薄手の合皮など、好みの素材を用意することから始まります。
次に、ねんどろいどのヘッドのカーブに合わせて、眼帯本体の形に素材を切り出します。このとき、実際にヘッドにあてがいながら、サイズ感を微調整するのがきれいに仕上げるコツです。
切り出した眼帯をヘッドに固定するための紐には、手芸用の細いゴムや刺繍糸などが使用できます。眼帯本体の裏側に、布用接着剤や瞬間接着剤で紐の両端を固定します。
接着剤が完全に乾いたら、ねんどろいどの顔と髪パーツの間に紐を挟み込むようにして装着します。この方法であれば、顔パーツに直接接着する必要がなく、気軽に着脱が可能です。
より手軽に作りたい場合は、粘着力の弱い両面テープで直接顔パーツに貼り付ける方法もありますが、塗装を傷めないよう注意が必要です。
モノクルを再現する方法

片眼鏡としても知られるモノクルは、キャラクターにクラシカルで個性的な印象を与えるアクセサリーです。このアイテムを再現する上で重要になるのは、「レンズフレーム」と「チェーン」という二つの要素です。
レンズフレームの作成には、細い針金や幅1mm程度に細く切り出したプラスチック板が適しています。これらの素材を円形に曲げ、端を接着剤で固定することでフレームの土台を作ります。
レンズ部分は、透明なプラ板を円形に切り抜いてはめ込むか、フレームの内側にUVレジンを流し込んで硬化させることで表現できます。
レジンを使う場合は、気泡が入らないように注意しながら、表面張力を利用してぷっくりとしたレンズの形状を作ると、よりリアルな質感になります。
モノクルのもう一つの特徴であるチェーンは、手芸店や模型店で販売されている極細の金属チェーンを使用するのが最も手軽で本格的です。
チェーンの片方をフレームに接続し、もう片方はキャラクターの衣装や髪に固定することを想定します。
実際にねんどろいどに装着する際は、チェーンの端を髪パーツの隙間に挟み込んだり、練り消しゴムのような粘着タックで耳のあたりに固定したりする方法が考えられます。
これらの工夫により、特徴的な小物を安定して取り付けることが可能となります。
購入品で再現するねんどろいど眼鏡の作り方
- 純正のねんどろいどメガネパーツ
- エッチングメガネ1/12の活用法
- 眼鏡キャラを再現するアイディア
- 眼鏡のサイズ感と付け方の基本
- メルカリでの探し方のコツ
- 自分だけのねんどろいど眼鏡の作り方を見つけよう
純正のねんどろいどメガネパーツ

自作が難しいと感じる方や、より手軽に高品質な眼鏡を手に入れたい方には、公式から販売されているパーツの利用が最適な選択肢となります。
グッドスマイルカンパニーからは、「ねんどろいどどーる」シリーズ向けに「エッチング眼鏡セット」が販売されています。
この製品は金属製で、非常にシャープで精密なデザインが特徴です。プラスチックや紙では表現しにくい繊細なフレームを再現できるため、眼鏡をかけた姿をよりスタイリッシュに見せることができます。
公式製品であるため、ねんどろいどのサイズ感との相性も良く、安心して使用できる点が最大のメリットです。
また、もう一つの方法として、元々眼鏡が付属品として含まれている特定のねんどろいど製品からパーツを流用することも考えられます。
例えば、「ハイキュー!!」の月島蛍など、眼鏡がキャラクターのトレードマークとなっている製品には、専用の眼鏡パーツが付属しています。これらのパーツは、他のねんどろいどにも転用できる場合があります。
ただし、全てのキャラクターの髪型に合うとは限らないため、購入前に形状を確認することが望ましいです。これらの公式パーツは、グッドスマイルカンパニーの公式オンラインショップや、提携しているパートナーショップなどで購入できます。
エッチングメガネ1/12の活用法
公式パーツ以外にも、ドールやフィギュア向けに販売されているサードパーティー製の眼鏡パーツを活用する方法があります。特に、1/12スケールのフィギュア用に作られたエッチングパーツは、ねんどろいどにも流用できる可能性が高いです。
エッチングパーツとは、金属板を薬品で腐食させて作る精密な部品のことで、プラモデルのディテールアップなどにも用いられます。
この技術で作られた眼鏡は、非常に薄くシャープなのが特徴で、自作では難しい繊細なデザインを再現できます。白船工房など、様々なメーカーから多様なデザインの製品が販売されており、選択肢が豊富な点も魅力です。
この方法のメリットは、デザインのバリエーションが広く、キャラクターのイメージにぴったりの一品を見つけやすいことです。一方で、注意点もいくつかあります。
まず、製品によっては自分でランナーから切り離し、組み立てる必要がある場合があります。
また、あくまで1/12スケール向けであるため、ねんどろいどのヘッドの横幅や形状によっては、サイズがぴったり合わない可能性も考慮しなければなりません。購入前には、製品の寸法をよく確認することが大切です。
眼鏡キャラを再現するアイディア

単に眼鏡を装着させるだけでなく、そのキャラクターらしさを表現するためには、眼鏡のデザイン選びが非常に重要になります。眼鏡の形状や色は、キャラクターの性格や雰囲気を大きく左右する要素だからです。
例えば、知的な印象やクールな性格を強調したいキャラクターには、シャープなラインを持つスクエア型やアンダーリムのフレームが似合います。
逆に、穏やかで優しい雰囲気を出したい場合には、丸みを帯びたオーバル型やラウンド型を選ぶと良いでしょう。このように、キャラクターの性格設定に合わせて眼鏡のデザインを考えることで、より深いキャラクター表現が可能になります。
また、原作のイラストなどでキャラクターが特定のデザインの眼鏡をかけている場合は、それを忠実に再現することも大切です。
市販のパーツでぴったりのものが見つからない場合は、自作に挑戦したり、既存のパーツを改造したりする方法があります。例えば、黒いフレームのパーツをシルバーに塗装するだけでも、印象は大きく変わります。
プラスチックや金属パーツを塗装する際は、塗料の食いつきを良くするために、事前にプライマー(下地剤)を塗布することをおすすめします。こうした一手間が、完成度を大きく高めることにつながります。
眼鏡のサイズ感と付け方の基本
自作・購入を問わず、ねんどろいどに眼鏡を装着する際の最も基本的な方法は、前髪パーツと顔パーツの間に挟み込むことです。この方法なら、顔パーツに接着剤やテープ跡を残すことなく、安定して眼鏡を固定できます。
具体的な手順は、まずねんどろいどの前髪パーツを慎重に取り外します。次に、眼鏡を顔パーツの適切な位置(目と眉の間あたり)に合わせます。
最後に、眼鏡を指で軽く押さえながら、外した前髪パーツを元の位置に戻します。このとき、眼鏡のテンプル(つる)部分が、髪の毛のサイド部分と顔パーツの間にうまく収まるように位置を調整するのがポイントです。
ただし、この方法は万能ではありません。キャラクターの髪型によっては、パーツの間に十分な隙間がなく、眼鏡をうまく挟み込めない場合があります。
また、自作した眼鏡やドール用の眼鏡は、テンプルが長すぎることがあります。その際は、ヘッドのサイズに合わせてニッパーなどでカットし、長さを調整してください。
どうしても挟み込みが難しい場合は、ミュージアムジェルやひっつき虫といった、貼って剥がせる粘着タックをテンプルの先端に少量つけて固定する方法も有効です。
メルカリでの探し方のコツ

公式ショップや専門店では見つからないような、一点物の眼鏡を探す際に便利なのが、フリマアプリのメルカリです。
メルカリでは、個人が趣味で製作したハンドメイドのドール用眼鏡や、ねんどろいど製品に付属していた公式パーツのバラ売りなどが出品されていることがあります。
効果的に商品を探すためには、検索キーワードを工夫することが大切です。
「ねんどろいど メガネ」という直接的なキーワードだけでなく、「オビツ11 眼鏡」や「ドール用 メガネ」といった関連キーワードで検索すると、思わぬ掘り出し物が見つかる可能性があります。「オビツろいど」というキーワードも有効です。
個人製作品を購入する際には、いくつか注意点があります。まず、商品の写真や説明文をよく読み、品質やサイズ、素材をしっかりと確認しましょう。
特にサイズ感は重要なので、ねんどろいどに装着した写真が掲載されていると、より安心して購入できます。また、ハンドメイド品は既製品に比べて強度が低い場合があるため、その点も理解した上で取引を行うことが求められます。
絶版になった公式パーツや、自作では再現が難しい凝ったデザインの眼鏡を手に入れる良い機会ですが、商品の状態を慎重に見極めることが、満足のいく買い物につながります。
自分だけのねんどろいど眼鏡の作り方を見つけよう
この記事では、ねんどろいど用の眼鏡について、自作から購入品の活用まで様々な方法を解説しました。最後に、重要なポイントを改めてまとめます。
- 眼鏡の自作は主に紙、UVレジン、プラ板などの素材が使われる
- 紙での作成は最も手軽で低コストだが強度が低い
- UVレジンを使うと本格的で耐久性のある眼鏡が作れる
- レジン作業時はアレルギー対策として換気と手袋着用が推奨される
- 丸メガネは型を使うと左右対称のきれいな円形に仕上がる
- サングラスのレンズは着色レジンでリアルに再現できる
- 色の濃いレジンは硬化不良を防ぐため長めにUVライトを当てる
- 眼帯はフェルトや合皮を使い、紐で固定するのが一般的
- モノクルはレンズフレームとチェーンの再現が重要
- グッドスマイルカンパニーから公式のエッチング眼鏡セットが販売されている
- 特定のねんどろいどに付属する眼鏡パーツを流用する方法もある
- 1/12スケールのフィギュア用エッチングパーツも活用できる
- 眼鏡の基本的な付け方は前髪パーツと顔パーツの間に挟み込む
- 髪型によってはうまく挟めない場合やテンプルの長さ調整が必要
- メルカリでは個人製作品や公式パーツのバラ売りが見つかることがある
- 購入品も自作品も、それぞれのメリットとデメリットを理解して選ぶことが大切
\中古・レア品を探す/