フィギュアスタイル運営者の「ぎゅあす」です。
2025年11月29日に待望の発売を迎えた「一番くじ ドラゴンボール DRAGONBALL SNAP COLLECTION 2」。みなさんはもうお目当ての賞を引き当てることができましたか?
今回は、ラインナップの中でも特に玄人好みの魅力を放つ「C賞 亀仙人 DRAGONBALL SNAP FIGURE」を徹底的にレビューします。

ネット上では「ビークルの造形が細かすぎる」「サイズ感はどうなの?」といった声や、発売直後からの高騰ぶりについて様々な情報が飛び交っています。
この記事では、私が実際に亀仙人を手にして感じた造形の深みや、購入後に絶対に気をつけるべき組み立ての注意点、そして今後の相場予想まで、コレクター視点で余すことなくお話しします。
- 鳥山明メカならではの独自解釈されたビークル造形とサイズ感
- STRONG CHAINSなど過去の名作亀仙人フィギュアとの比較
- 購入前に知っておくべき組み立て時の破損リスクと具体的な対策
- 現在の高騰相場と今後の資産価値に関する分析
一番くじC賞亀仙人DRAGONBALL SNAP FIGUREの造形レビュー
まずは、今回の目玉である造形面から深掘りしていきましょう。
単なるキャラクターフィギュアの枠を超え、鳥山明先生が描く「メカとキャラクターが融合した世界観」を見事に立体化した、スナップショットとしての完成度が非常に高い傑作です。
圧倒的なサイズ感と重量に関する分析

公式スペック上の全高は約16cmと発表されています(出典:一番くじ倶楽部「一番くじ ドラゴンボール DRAGONBALL SNAP COLLECTION2」)。
この数字だけを見ると、一般的なMASTERLISEシリーズ(約25cmクラス)を見慣れている方には「少し物足りないサイズなのかな?」と映るかもしれません。

しかし、実際に箱から取り出した瞬間の「ずっしりとした重み」と「密度の高さ」には、良い意味で裏切られるはずです。このフィギュアは直立不動のポーズではなく、ビークルに搭乗した「座りポーズ(ライディングスタイル)」での16cmです。
そのため、キャラクター単体のスケール感としては1/8〜1/7スケール相当のボリュームがあり、MASTERLISEの悟空やベジータと並べても全く引けを取りません。
海外のレビュアーたちが「Beefy(肉厚な、ボリュームのある)」と評している通り、ビークルのタイヤやエンジン部分を含めた全体の質量はかなりのものです。

ここがポイント
高さはありませんが、横幅と奥行きが凄まじいです。
500mlのペットボトルと比較してもそのボリューム感は圧倒的で、デスクに置いた時の「塊(かたまり)感」は、所有者に強烈な満足感を与えてくれます。空間を埋める密度が高いフィギュアと言えるでしょう。
ビークルの正体はバイクか一輪車か

今回のフィギュアでファンの間で最も議論を呼び、同時に最大の魅力となっているのが、亀仙人が颯爽と乗りこなす「乗り物」の正体です。
公式情報や販売ページでは便宜上「Bike(バイク)」と表記されることもあれば、その形状から「Unicycle(一輪車)」と呼ばれることもあります。

個人的な見解としては、これは「一輪車とバイクの中間にある、鳥山明先生特有のデフォルメメカ」だと解釈しています。
タイヤのトレッドパターンや、露出した空冷フィンのあるエンジンブロックの描写は非常にリアルで機械的な説得力がありますが、全体的なシルエットは丸みを帯びていてどこか愛らしい。
この「近未来的なテクノロジーを感じさせつつ、どこかレトロで牧歌的」なデザインバランスこそが、ドラゴンボール初期の世界観そのものです。
STRONG CHAINS亀仙人との徹底比較

亀仙人のフィギュアといえば、2020年頃に登場し、現在でも決定版として名高い「一番くじ STRONG CHAINS」のA賞が比較対象として挙げられます。
現在プレ値で取引されている名作ですが、今回のSNAP COLLECTION 2と比較してどのような違いがあるのか、詳細に比較してみましょう。
| 比較項目 | STRONG CHAINS A賞 | SNAP COLLECTION 2 C賞 |
|---|---|---|
| ポーズ | 直立(MAXパワー的筋肉描写) | ライディング(リラックス) |
| コンセプト | バトル・師匠としての強さ | 日常・メカニック・雰囲気 |
| 付属品 | 差し替え頭部(ジャッキー・チュン等) | ビークル(固定・一体造形) |
| 現在の相場 | 1.5万円〜2万円前後 | 4,900円〜6,500円前後 |
| おすすめ層 | バトルシーン再現派 | 鳥山メカ・イラスト好き |
STRONG CHAINSは「バトルの緊張感」や「武天老師としての威厳」を楽しめる傑作ですが、今回のC賞は「鳥山ワールドの空気感」を楽しむためのインテリア性の高いアイテムです。
方向性が180度異なるため、既にSTRONG CHAINSを持っている方でも「別腹」としてお迎えする価値は十分にあります。
むしろ、戦闘態勢の亀仙人の横に、このリラックスした日常の姿を並べることで、キャラクターの深みが増すことでしょう。
原作扉絵イラストの再現と元ネタ解説

この「SNAP FIGURE」シリーズの真骨頂は、原作の印象的なイラストを立体として補完している点にあります。
今回の亀仙人の元ネタとして有力視されているのが、原作コミックスや週刊少年ジャンプ掲載時の扉絵です。特に原作第25話「ライバル?参上!!」の構想段階で見られたスケッチとの関連性が、コアなファンの間で指摘されています。

豆知識:初期の構想とアレンジ
実は当時のドラフト画(構想案)では、亀仙人は「赤いフォルクスワーゲン風の車」に乗っているスケッチが存在したそうです。
今回のフィギュア化にあたって、コストや展示のしやすさを考慮してかバイク型にアレンジされていますが、初期ドラゴンボール特有の「ワクワクする冒険感」や「ロードムービー的な雰囲気」をしっかり受け継いでいる点は流石の一言です。
塗装の個体差とサングラスの注意点

造形に関しては文句なしの出来栄えですが、量産品ゆえの課題もいくつか見受けられます。特に購入時に目を凝らしてチェックしたいのが「サングラスの塗装」です。
亀仙人のトレードマークであるサングラスは、リム(枠)とレンズ、そして肌との境界線が非常に細かいため、工場での塗装工程で個体差が出やすい部分です。

一部の個体では、塗装のはみ出しや、レンズ部分への塗料の飛び散り(Mishaps on the paint app)も報告されています。
もし実店舗のリサイクルショップや、写真を確認できるフリマアプリで購入を検討されている場合は、可能な限り「顔のアップ写真」を確認することを強くおすすめします。
遠目では分からなくても、近くで鑑賞した時に気になってしまうレベルの個体があるかもしれません。納得のいく一体を手に入れるために、この一手間を惜しまないようにしましょう。
一番くじC賞亀仙人DRAGONBALL SNAP FIGUREの相場レビュー
続いては、コレクターとして避けては通れない「お金」と「取り扱い」の話です。特に今回の亀仙人は、組み立てに関して知らなければ破損に直結する重大な注意点があります。
C賞亀仙人の現在の相場と価格推移

発売直後から、C賞としては異例の高値で推移しています。通常、上位賞(A賞やラストワン賞)以外のフィギュアは、発売直後は市場に数が出回るため2,000円〜3,000円程度に落ち着くことが多いものです。
しかし、この亀仙人は約4,900円〜6,500円前後という、定価の数倍の価格帯で取引されています。
定価が1回790円であることを考えると、約6倍〜8倍のプレミアがついている計算になります。

これは単純なキャラクターの人気だけでなく、「造形のクオリティの高さ」と「海外コレクターからの需要の高さ」が価格を下支えしている大きな要因です。
海外では「Master Roshi(亀仙人)」の人気が非常に高く、特にメカとセットになったフィギュアは高値で取引される傾向にあります。
組み立て時にパーツが折れる破損対策

ここが今回の記事で最も重要、かつ皆様にお伝えしたい部分です。
購入者の方からSNS等で「組み立て時にバキッという音がした」「ハンドルの根元が折れてしまった」という悲鳴のような報告が相次いでいます。
原因としては、ビークルのハンドルやペダル部分の接合部(ダボ)の公差(隙間の余裕)がかなりタイトに設計されていること、そして発売時期が冬場(11月末〜12月)であり、素材であるPVCやABSが寒さで収縮・硬化していることが挙げられます。
【重要】破損を防ぐための具体的ステップ
無理に力を入れて押し込むと、特に細いハンドルパーツなどのABS素材は粘りがないため、一瞬でポキリと折れます。組み立てる前に、必ず以下の手順を実行してください。

ステップ①:ドライヤーで温める
ドライヤーの温風を「弱」にして、接合部(穴の方)とパーツ(軸の方)を30秒〜1分ほど温めます。パーツ全体が人肌より少し温かくなる程度が目安です。
ステップ②:ゆっくりと差し込む
素材が温まって柔らかくなっている間に、回転させながらゆっくりと差し込みます。抵抗を感じたら無理をせず、もう一度温め直してください。
たったこれだけの手順で、破損リスクを劇的に下げることができます。「自分は大丈夫」と思わず、冬場のフィギュア組み立ての儀式として必ず実践してください。
死角なしの360度ディスプレイの魅力

多くのフィギュアは正面から見ることを前提に作られており、背面は手抜き…ということも珍しくありません。しかし、このC賞は「メカフィギュア」としての側面も強いため、後ろ姿も抜群にかっこいいのが特徴です。
焼けたような塗装が施されたマフラーの取り回し、エンジンの空冷フィンのディテール、そして亀仙人の背中に漂う「かつて世界最強だった男」の哀愁。
あえて棚の真ん中ではなく、少し斜めに飾ることで、立体的なメカの構造美を楽しむことができます。360度どこから見ても絵になるので、電動の回転台座(ターンテーブル)に乗せてディスプレイするのも非常に相性が良くおすすめです。
今後の価格高騰と再販の可能性を分析

今後の相場予想ですが、個人的には「緩やかに上昇していく」と見ています。
理由は大きく2つあります。一つは、ビークル付きのフィギュアは金型が複雑で製造コストがかかるため、メーカーとしても再販のハードルが高いこと。
もう一つは、前述した通り「組み立て時に破損しやすい」フィギュアであるため、将来的に市場に残る「完品(破損していない美品)」の数が減っていく可能性が高いことです。
過去に発売された「STRONG CHAINS」が高騰しすぎて手が出ない層が、次の選択肢としてこのSNAP COLLECTIONに流れてくる動きも予想されます。
「あの時買っておけばよかった」と後悔しないよう、相場が落ち着いている今のうちに確保しておくのが賢明かもしれません。
一番くじC賞亀仙人DRAGONBALL SNAP FIGUREレビュー総評

まとめとして、今回の「一番くじ ドラゴンボール SNAP COLLECTION 2 C賞 亀仙人 DRAGONBALL SNAP FIGURE」のレビューを振り返ります。
ぎゅあすの総評
- 造形:鳥山メカ好きにはたまらない、丸みを帯びたビークルデザインと亀仙人の融合が最高です。
- ボリューム:16cmという数値以上の「塊感」があり、デスクに置いた時の満足感が非常に高いです。
- 注意点:組み立てはとにかく慎重に!ドライヤーでの温めは必須作業と考えてください。
- コスパ:現在の相場(約5,000円〜6,000円前後)はC賞としては高額ですが、クオリティを考えれば十分に納得できる価格帯です。
ド派手な戦闘シーンのフィギュアも良いですが、こういった「日常の風景」を切り取ったフィギュアが一つあるだけで、コレクション棚の物語性がグッと深まります。
ドラゴンボールの世界観そのものを愛するファンなら、間違いなく満足できる一品です。
ぜひ、あなたもこの亀仙人と一緒に、ゆったりとしたドラゴンボールライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
>>一番くじドラゴンボールSNAP COLLECTION2情報まとめ!全賞詳細
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