フィギュアスタイル運営者の「ぎゅあす」です。
2025年10月に、待望の「一番くじ 幽☆遊☆白書 暗黒武術会編 vol.2」が発売されましたね。今回は実店舗での販売がない「一番くじONLINE限定」ということもあり、SNS上では発売前から大きな話題となっていました。
その中でも、ファンの視線を釘付けにしているのが、ラストワン賞の「戸愚呂兄弟 MASTERLISE」です。

「実物を見ずにネットくじを引くのは怖い」「届いてみたらイメージと違ったらどうしよう」と、購入や挑戦をためらっている方も多いのではないでしょうか。
特に、今回の戸愚呂はVol.1の時とは違い、兄がセットになっている特殊な仕様。サイズ感や塗装の質感、そして現在の相場価格など、気になるポイントは山積みですよね。
この記事では、運良く入手できた私が、実際にフィギュアを開封して隅々までチェックした詳細レビューをお届けします。
公式サイトの画像だけでは伝わらない、生々しい魅力や注意点を余すところなくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
- Vol.2ラストワン賞「戸愚呂兄弟」の細部までこだわり抜かれた造形美が分かります
- 兄の固定仕様や、サングラスの奥の瞳など、購入前に知っておくべきギミック情報を網羅しています
- Vol.1の「100%中の100%」と比較して、どちらがあなたのコレクションに合うか判断できます
- 現在の市場価値や相場推移を知り、損をしない賢い購入タイミングを掴めます
一番くじ幽遊白書vol.2ラストワン戸愚呂兄弟レビュー
それでは早速、フィギュア本体のレビューに入っていきましょう。
「MASTERLISE(マスタライズ)」ブランドが誇る、究極の造形力は今回も健在なのか? 実際に手に取って感じたポイントを、いくつかの観点から深掘りしていきます。
戸愚呂弟MASTERLISEのサイズ感と筋肉の造形

箱から取り出した瞬間に感じるのは、数値以上の「圧」です。
全高は約26cm。前弾であるVol.1のラストワン賞「戸愚呂(弟) 100%中の100%」が約30cmだったため、スペック上はサイズダウンしています。
しかし、実物を目の前にすると、その小ささは微塵も感じさせません。
計算され尽くした「80%」の肉体美

Vol.1が「怪物」としての筋肉の質量を表現していたとすれば、今回のVol.2は「武道家(あるいは戦闘狂)」としてのアスリート的な美しさを追求しているように感じます。
おそらく80%程度、あるいは本格的な戦闘に入る直前の臨戦態勢をイメージしているのでしょう。

特に注目すべきは筋肉の解像度(ディテール)です。腹直筋(シックスパック)は、ブロックの一つひとつが深く、鋭く彫り込まれており、照明を当てると強烈な陰影が生まれます。
単に大きく膨らませるのではなく、筋肉の繊維が収縮している様子まで伝わってくるような密度感があります。
血管表現が生む「静」と「動」

また、首筋から肩にかけての僧帽筋の盛り上がりや、上腕二頭肌に浮き出る血管(バスキュラリティ)の表現も秀逸です。
静止しているフィギュアなのに、体内で血液がドクドクと循環しているような「動」の気配を感じさせます。背面も抜かりなく、コート越しに伝わる広背筋の厚みが、妖怪としての格の違いを物語っています。
高さ26cmというサイズの中に、怪物的な筋肉と人間的なプロポーションが完璧なバランスで共存しています。
「デカさ」よりも「密度」で魅せるフィギュアです。
戸愚呂兄弟フィギュアの顔や表情の評判とチンピラ感

キャラクターフィギュアの命とも言える「顔」の造形。
ここに関しては、ファンの間でも意見が交わされていますが、個人的には「最高」の一言に尽きます。
初期の「チンピラ感」を見事に再現
戸愚呂弟というキャラクターは、物語が進むにつれて求道者のような雰囲気になりますが、登場初期や暗黒武術会の中盤までは、どこか底知れない「チンピラ感」や、相手を見下すふてぶてしさがありました。
このフィギュアの表情は、まさにそのニュアンスを的確に捉えています。少し口角を上げてニヒルに笑う口元、斜に構えた首の角度など、強者の余裕がにじみ出ています。
必見!サングラスの奥に隠された秘密

そして、このフィギュア最大のこだわりポイントと言っても過言ではないのが、サングラスの奥の瞳です。
通常、サングラスをかけたキャラクターのフィギュアは、コストカットのために目は塗装で塗りつぶされることが多いのですが、このMASTERLISEは違います。
スマホのライトなどを当てて近くで覗き込むと、サングラスのレンズの奥に、しっかりと目が造形されているのが確認できます。
普段は隠れて見えませんが、ふとした瞬間に視線を感じるようなリアルさ。所有者だけが楽しめる、ハイエンドな仕様です。
ラストワン賞の戸愚呂兄は取り外し可能か検証

SNSなどで最も質問が多いのが、「肩に乗っている兄は取り外せるのか?」という点です。Vol.1では弟単体だったので、今回は兄あってこその商品ですが、ディスプレイの自由度を気にする方もいるでしょう。
結論:兄と弟は「完全固定」です

検証の結果、兄と弟はガッチリと接着されており、取り外しは不可となっています。
これはフィギュアとしての完成度を高めるための仕様だと考えられます。
弟の肩のラインに合わせて、兄の下半身や服のシワが造形されており、二人が密着することで一つの美しいシルエット(三角形の構図)が完成します。
もし取り外し可能にしていたら、接続用のダボ穴が目立ってしまったり、兄がポロポロ落ちてストレスになったりしていたでしょう。
無理に兄を引き剥がそうとすると、弟のコートの塗装が剥げたり、兄の細い手足や髪の毛パーツが破損したりする原因になります。
改造目的以外では絶対にやめましょう。
Vol.2戸愚呂兄弟フィギュアの塗装や質感の評価

造形だけでなく、塗装や表面の質感処理(テクスチャ)にも、バンダイスピリッツの技術力が光ります。
素材感を使い分ける塗装技術
弟が羽織っている特徴的なモスグリーンのトレンチコートは、筋肉の肌部分とは明確に質感が変えられています。
肌はテカリを抑えたマットな質感で、生物的な温かみを感じさせる一方、コートは生地の厚みや重さを感じさせるしっとりとした塗装が施されています。
特に、ポケットに手を入れたポーズによって引っ張られる生地のシワには、明るいハイライトと濃いシャドウが丁寧に吹き付けられており、のっぺりとした印象を与えません。
兄の「髪」のグラデーション

兄の造形も見逃せません。長くウェーブのかかった髪の毛は、複雑な金型で成形されており、毛先にかけて青みがかった不気味なグラデーション塗装が入っています。
これにより、妖怪特有の妖しさや冷徹さが表現されており、小さいながらも弟に負けない存在感を放っています。
唯一気になる点としては、量産品ゆえの個体差で、腕の付け根や筋肉の境目にパーツの分割線(合わせ目)が目立つ場合があることです。
ただ、これはプライズや一番くじフィギュアの宿命とも言える部分なので、全体のクオリティを考えれば許容範囲内と言えるでしょう。
一番くじラストワン賞を開封して付属品や台座を確認

最後に、開封時の付属品と設置についてです。
パッケージに入っているのは、戸愚呂兄弟本体と、黒い自立補助パーツ(台座)の2点です。
台座の使用は強く推奨

このフィギュアは、上半身(特に肩に乗った兄やコートのボリューム)に重量があるため、重心がかなり高くなっています。
開封直後は台座なしでも自立する場合が多いですが、長期的なディスプレイには台座が必須です。
特に日本の夏場は室温が高くなり、フィギュアの素材であるPVC(ポリ塩化ビニル)が柔らかくなりやすい傾向にあります。台座なしで飾っていると、徐々に足首に負荷がかかり、前傾して転倒する「夏場の悲劇」が起こりかねません。
大切なコレクションを守るためにも、付属の補助パーツは必ず装着することをおすすめします。
フィギュアは熱や紫外線に弱いものです。直射日光を避け、空調の効いた部屋で、付属の台座を使って飾るのが長持ちの秘訣です。
一番くじ幽遊白書vol.2ラストワン戸愚呂兄弟価格レビュー
ここからは、少しシビアに「お金」の話をしましょう。
コレクターとして、あるいは投資的な視点も含めて、現在の市場価値や買い時を分析します。(出典:一番くじ倶楽部『一番くじ 幽☆遊☆白書 暗黒武術会編 vol.2』公式ページ)
メルカリでの戸愚呂兄弟ラストワン賞の価格や相場

2025年12月現在、フリマアプリ(メルカリ、PayPayフリマなど)における「ラストワン賞 戸愚呂兄弟」の取引価格は、8,500円〜11,000円前後で推移しています。
商品の発送が始まった2025年10月〜11月頃は、出品数が急増したことで一時的に相場が下がりましたが、現在は底値を打ち、徐々に安定または微増の傾向にあります。
中古ホビーショップの店頭では、人件費や店舗維持費が乗るため、12,000円〜16,000円ほどで販売されているケースが多く見られます。
そう考えると、現在のフリマアプリでの相場は、クオリティに対して非常に「お買い得」な水準と言えます。
「開封済み美品」であれば7,000円台で見つかるチャンスもあり、狙い目です。
| プラットフォーム | 相場目安(税込) | 特徴・メリット |
|---|---|---|
| メルカリ・フリマ | 8,500円 – 11,000円 | 最安値圏。写真で個体差を確認しやすい。 |
| 中古ホビーショップ | 12,800円 – 16,800円 | 実物を見て購入できるが、価格は高め。 |
| 買取専門店価格 | 3,000円 – 7,000円 | 売却時の目安。在庫状況により大きく変動。 |
幽遊白書一番くじVol.1とVol.2ラストワン賞の比較

「Vol.1の戸愚呂と今回のVol.2、どっちを買うべき?」という悩みは、コレクターにとって最大のテーマです。
Vol.1「100%中の100%」の特徴
- サイズ: 約30cm(規格外のデカさ)
- 造形: 筋肉が異常肥大したモンスター状態
- 価格: 高騰傾向(15,000円〜)
- おすすめ: 「圧倒的なラスボス感」「単体での迫力」を求める人向け
Vol.2「戸愚呂兄弟」の特徴
- サイズ: 約26cm(標準的なMASTERLISEサイズ)
- 造形: 人間らしさを残した引き締まった肉体+兄
- 価格: 比較的手頃(8,500円〜)
- おすすめ: 「兄弟の絆(共依存)」「チームでの統一感」を求める人向け

個人的な見解としては、Vol.1は「戸愚呂弟」という個の強さを象徴する像であり、Vol.2は「戸愚呂チーム」という物語を象徴する像だと感じます。
ご自身のコレクションの方向性に合わせて選ぶのがベストですが、迷ったらVol.2の「兄付き」という唯一無二のバリューを取るのも賢い選択です。
戸愚呂兄弟フィギュアを一番くじ下位賞と並べた感想

今回のVol.2を購入する大きなメリットの一つが、同時ラインナップされた他のキャラクターとの「並べ様」です。
A賞の蔵馬、B賞の鴉(からす)、C賞の飛影、D賞の武威(ぶい)。これらと一緒にラストワン賞を並べると、暗黒武術会決勝戦のあのピリついた空気感が部屋に再現されます。
特に、B賞の鴉やD賞の武威と並べた時の身長差やボリュームのバランスは完璧に計算されており、戸愚呂兄弟だけが浮いてしまうことがありません。
兄が肩に乗っていることで、フィギュア全体のシルエットが高くなり、横に並べた時に視覚的なリズムが生まれます。チームとして飾ることを想定するなら、間違いなく今回のVol.2が決定版です。
オンライン限定一番くじの売り切れや再販の可能性

最後に、入手難易度と将来性について触れておきます。
今回のVol.2は「一番くじONLINE限定」でした。コンビニなどの実店舗で販売されたVol.1とは異なり、生産数や流通経路が絞られています。
オンラインくじの特性上、販売期間終了後の再販は極めて稀です。つまり、現在市場に出回っている数が全ての供給量となります。発売から時間が経つにつれて、未開封品の数は確実に減っていきます。
特に「戸愚呂兄弟」というキャラクターは海外人気も高く、円安の影響などで海外コレクターに流出するパターンも増えています。
供給が減り、需要が維持されれば、価格は自然と上昇します。現状の8,000円台という価格は、供給過多による一時的なボーナスタイムかもしれません。
幽遊白書vol.2戸愚呂兄弟ラストワン賞レビューまとめ

今回は「一番くじ 幽☆遊☆白書 暗黒武術会編 vol.2 ラストワン賞 戸愚呂兄弟 MASTERLISE」について、熱量高めにお届けしました。
結論として、このフィギュアは「迷っているなら今のうちに確保しておくべき傑作」です。
26cmという飾りやすいサイズ感に凝縮された圧倒的な情報量、兄と弟のセットという物語性、そしてMASTERLISEならではの塗装クオリティ。
どれをとっても満足度は非常に高いです。

今の相場なら1万円でお釣りが来ることもあります。今後、もし高騰してしまってから「あの時買っておけば…」と後悔するよりは、今のうちに手に入れて、あの伝説の兄弟を自宅に招き入れることを強くおすすめします。
デスクの横に置いておくだけで、仕事や勉強中に「お前もしかしてまだ、自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」と叱咤激励されている気分になれますよ(笑)。
※本記事の価格情報は2025年12月時点のものです。購入の際は最新の相場をご確認ください。
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