フィギュアスタイル運営者の「ぎゅあす」です。
大切にしていたコレクションを手放す決断をして、買取サービスに送ったものの、「やっぱり売りたくない」「思ったより査定額が安かったから取り消したい」と後悔してしまうこと、ありますよね。
特に、画面上でうっかり「承諾」ボタンを押してしまった後や、自動で振り込み手続きが進んでしまった後に、なんとかしてキャンセルできないかと焦って検索されている方も多いのではないでしょうか。
実は、この「承諾後のキャンセル」というのは、フィギュア買取において最もトラブルになりやすいポイントなんです。
私自身もフィギュアが大好きなので、手放した後に「あの子を売らなければよかった…」と未練を感じる気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、感情論だけではどうにもならない厳しい現実があるのも事実です。
この記事では、なぜ承諾後のキャンセルが難しいのかという法的な背景から、主要な買取業者の規約の違い、そしてもしもの時にどう動くべきかという対策まで、私の経験と調査をもとに分かりやすく解説していきます。
焦る気持ちを少し落ち着けて、まずは現状を正しく把握していきましょう。
- 承諾ボタンを押した時点で売買契約が成立しキャンセル困難になる法的理由
- 「クーリングオフ」が宅配買取や店舗持ち込みには原則適用されない事実
- 駿河屋やらしんばんなど主要買取業者の規約におけるキャンセル対応の比較
- トラブルを未然に防ぐための事前見積もりや承諾前の確認ポイント
フィギュア買取における承諾後のキャンセルの実態
まずは結論からお伝えしなければなりません。
残念ながら、フィギュア買取において一度「承諾」をしてしまった後のキャンセルは、基本的には不可能であると考えていただいた方がよいです。

「えっ、まだお金も受け取ってないのに?」と思われるかもしれませんが、そこには法律上の「契約」という重たいルールと、業者のシステム上の事情が深く関わっています。
ここでは、なぜキャンセルがこれほどまでに難しいのか、その構造的な理由を掘り下げていきます。
契約成立でキャンセルできない法的理由
私たちが普段何気なく利用している宅配買取ですが、法的には「物品売買契約」というしっかりとした法律行為にあたります。
ここで重要なのが、日本の民法第555条に基づく「諾成契約(だくせいけいやく)」という考え方です。
これは、契約書にハンコを押したり、商品を引き渡したりしなくても、「売ります」「買います」という双方の意思が合致した瞬間に契約が成立するというルールのことです。
買取における契約成立のタイミング
査定結果のメールが届き、あなたがWeb画面やメールで「承認する(承諾する)」という意思表示をした瞬間、そのボタンクリック一つで法的に売買契約が完了します。
一度契約が成立してしまうと、お互いの合意がない限り、一方的な都合で契約を解除することはできません。
「気が変わったから」「他のお店の方が高そうだから」というのは、法的には契約違反(履行拒絶)になってしまうんですね。これが、業者がキャンセルを頑なに断る最大の根拠となっています。

宅配買取にクーリングオフは適用外
「でも、クーリングオフがあるんじゃないの?」と期待される方も多いかと思います。
実際、訪問販売などで契約してしまった場合に、一定期間内なら無条件で解約できるあの制度ですね。
しかし、ここで非常に重要な注意点があります。フィギュアの「宅配買取」や「店舗への持ち込み買取」には、クーリングオフ制度は適用されません。
クーリングオフは、不意打ち的な勧誘で冷静な判断ができない消費者を守るための制度です。
一方で、自分からネットで検索して申し込み、わざわざダンボールに詰めて送っている宅配買取は、「じっくり考える時間があった(能動的な申し込み)」とみなされるため、この制度の対象外となってしまうのです。
この点は、消費者庁のガイドラインでも、通信販売(宅配買取を含む)にはクーリング・オフに関する規定がないことが明記されています。 (出典:消費者庁『特定商取引法ガイド 通信販売』)
例外:出張買取の場合
業者が自宅に来て査定をする「出張買取(訪問購入)」の場合は、特定の条件を満たせばクーリングオフが適用される可能性があります(法改正で規制が強化されたため)。
ただし、自分から「来てください」と呼んだ場合は適用外になるケースもあるなど適用条件は複雑なので、出張買取を利用した場合は契約書面をよく確認する必要があります。
自動承諾コースの危険性と注意点
フィギュア買取で最も後悔を生みやすいのが、申し込み時に選択できる「自動承諾(即入金)」コースです。
「査定結果を確認せずに承認する」といったチェックボックスを見たことはありませんか?
このコースは、査定が終わると同時にシステムが自動的に「承諾」処理を行い、すぐに入金手続きに入ります。スピードは魅力的ですが、リスクは特大です。
自動承諾の落とし穴
- 査定額への不服申立て不可:たとえ査定額が「1円」でも文句は言えません。
- 意思表示の完了:商品を送った時点で「どんな金額でも売ります」と宣言したことになります。
- 絶対的不可逆性:発送後のキャンセルは100%不可能です。
多くのトラブルは、この自動承諾を選択してしまい、後から「こんなに安いなら売りたくなかった!」となるケースです。
これから利用する方は、絶対にこのチェックを外すことをおすすめします。

駿河屋やらしんばん等の規約比較
では、実際に大手買取業者はどのようなルールを設けているのでしょうか。
主要なフィギュア買取サービスの規約を調査し、キャンセル対応について比較してみました。
| 買取業者 | 承諾後のキャンセル | 自動承諾時の対応 | キャンセル時の返送料 |
|---|---|---|---|
| 駿河屋 | 不可 | 不可 | 自己負担 |
| らしんばん | 不可 | 不可 | 自己負担 |
| フィギュア買取ネット | 不可 | 不可 | 条件付き無料 |
| 買取王子 | 不可 | 不可 | 無料 |

ご覧の通り、どの業者も「承諾後」および「自動承諾選択時」のキャンセルは不可としています。
これはシステム上、承諾と同時に在庫データとして登録され、次の販売フロー(ピッキングや他店舗への移動、ECサイトへの出品)に回ってしまうため、物理的にも数十万点の中から特定の商品を取り戻すのが困難だからです。
一方で、承諾する「前」であれば、買取王子のように返送料が無料の業者もあれば、自己負担になる業者もあり、ここには大きな差があります。
返品時の返送料や処分等のリスク
もし奇跡的に(あるいは承諾前に)キャンセルができたとしても、次に待っているのが金銭的なリスクです。多くの業者では「買取不成立時の返送料はお客様負担」と定めています。
フィギュアの箱は大きいため、返送料は着払いで1,000円〜2,000円ほどかかることが一般的です。
もし査定額が500円で、返送料が1,500円だとしたら、キャンセルすることで1,000円の赤字になってしまいます。これを「キャンセル貧乏」なんて呼ぶこともありますが、取り戻すためにお金を払うという痛手は避けたいところです。
また、規約によっては「値段がつかない商品は返却せず処分する」となっている場合もあります。
「箱なし」や「状態の悪い」フィギュアを送る際は、そのまま廃棄されてしまうリスクも理解しておく必要があります。
フィギュア買取で承諾後のキャンセルを防ぐ対策
ここまで厳しい現実をお話ししてきましたが、要するに「承諾ボタンを押す前」が勝負だということです。一度押してしまったら、基本的にはゲームオーバー。
だからこそ、私たちユーザーは自己防衛策を徹底する必要があります。
ここからは、後悔しない取引をするために、私が普段から心がけている具体的な対策をご紹介します。
承諾ボタンを押す前の最終確認
最もシンプルかつ効果的なのは、ヒューマンエラーを防ぐことです。
査定結果のメールが届き、Webのマイページで操作をする際、無意識に「次へ」「はい」を連打していませんか?
承諾ボタンを押すその一瞬前に、一度指を止めて深呼吸しましょう。
- 「本当にこの金額で手放していい?」
- 「後から相場が上がっても後悔しない?」
- 「思い出の品は混ざっていない?」

この3つを自問自答するだけで、突発的な後悔は防げます。
また、スマホの小さな画面だと操作ミスもしやすいので、重要な判断はPCやタブレットなど、落ち着いて操作できる環境で行うのがおすすめです。
事前見積もりと相場調査の重要性
商品をいきなり送るのではなく、事前に「いくらくらいになりそうか」を知っておくことも大切です。
駿河屋の「あんしん買取」のように、事前に見積もりを出してくれるサービスを活用しましょう。
また、最近ではLINE査定やメール査定を行っている業者も増えています。写真やバーコードを送るだけで概算が分かるので、「思ったより安かったからキャンセルしたい」という事態を未然に防ぐことができます。
「だいたい3,000円くらいかな」と思っていたものが「500円」と言われたらショックですよね。でも、送る前にそれが分かっていれば、「じゃあ売るのをやめよう」という判断がノーリスクでできます。
発送前の写真撮影とリスト作成
これはトラブル対策の基本中の基本ですが、何を送ったか分からなくなってしまうのが一番怖いです。
発送前の記録リスト作成手順
- 全体撮影:ダンボールに詰めた状態を上から撮影する。
- 個別撮影:高価なフィギュアは、箱の角(凹みがないか)や未開封シール部分をアップで撮影する。
- リスト化:送った商品の名称と点数をメモしておく。

万が一、業者側で紛失があったり、「箱が入っていなかった」などと事実と異なる査定をされた場合に、こちらの正当性を主張する強力な証拠になります。
これがあるだけで、交渉の土俵に上がれる可能性がグッと高まります。
間違って承諾した際の問い合わせ
それでも、人間ですからミスはあります。
「間違って承諾ボタンを押してしまった!」という直後であれば、ほんのわずかな可能性に賭けて、即座に行動しましょう。
システム上の送金処理や在庫移動が行われる前の、数分〜数十分以内であれば、担当者が手動でストップをかけられる可能性がゼロではありません。
緊急時のアクションプラン
- 電話一択:メールやフォームではタイムラグで間に合いません。すぐに電話窓口へ連絡してください。
- 正直に伝える:「操作ミスで承諾してしまった」と事情を正直に説明します。
- 低姿勢で依頼:「契約だから無理ですよね?」と開き直らず、「なんとかお願いできませんか」とあくまで相談ベースで話を進めます。
もちろん、規約上は「不可」ですので断られるのが通常ですが、誠実にお願いすることで対応してもらえるケースも稀にあります。
諦めずに連絡してみる価値はあります。

消費者センターへの相談が必要なケース
単なる「心変わり」では対応してもらえませんが、もし業者側に明らかな不正や問題行動があった場合は話が別です。
- 事前の説明と全く違う対応をされた(虚偽説明)。
- Webサイトの表示価格と実際の査定に不当な乖離がある。
- 「売らないなら帰さない」といった威圧的な態度で買取を強要された(出張買取の場合)。
こういった悪質なケースであれば、消費生活センター(局番なしの188番)に相談することで、専門家のアドバイスを受けたり、業者との仲介に入ってもらえることがあります。
注意 ただし、正当な業者が規約通りに対応している場合(単にこちらがキャンセルしたくなっただけの場合)は、消費者センターも介入できません。
あくまで不当なトラブルへの対処法として覚えておいてください。
まとめ:フィギュア買取の承諾後のキャンセル
フィギュア買取において、「承諾後のキャンセル」は法的にも実務的にも非常にハードルが高い行為です。
大切なコレクションとお金を巡るトラブルを避けるためには、以下のポイントを心に留めておいてください。

- 承諾=契約成立:ボタン一つで法的な売買契約が完了し、後戻りはできません。
- 自動承諾は選ばない:リスクが高すぎるため、必ず査定結果を確認する設定にしましょう。
- 事前準備が全て:相場を調べ、送るものを記録し、納得してから送ることが最大の防御です。
厳しいことも書きましたが、これらは全てトラブルを避けて気持ちよく取引するためのルールです。
この記事が、あなたの大切なフィギュアを納得のいく形で送り出す助けになれば嬉しいです。

※本記事は2026年2月時点の情報に基づき執筆しています。
各買取業者の規約や法律の解釈は変更される可能性があるため、最終的な判断は各公式サイトや専門家にご確認ください。
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