フィギュアのブリスター捨てる前に!後悔しない処分と保管術

フィギュアのブリスター捨てる前に!後悔しない処分と保管術

コレクションのフィギュアが増えるにつれて、多くの方が「フィギュアのブリスター、どうする?」という悩みに直面します。

そもそも、フィギュアの箱の中にプラスチックが入っているのはなぜだろう、と感じる方もいるかもしれません。いざ処分を考えると、正しいフィギュアの箱の捨て方が分からなかったり、かさばるブリスターの処分にドライヤーや熱湯が使えるのかという疑問も浮かびます。

一方で、安易にフィギュアのブリスターを捨てることにはためらいも生じます。なぜなら、ブリスターなしでの買取価格への影響が心配だからです。

しかし、ブリスターを保管するとなると、収納スペースの問題や、フィギュアの箱がゴキブリの温床になる可能性も気になるところでしょう。また、保管中にへこんでしまったフィギュアのブリスターにドライヤーを当てて直せるのか、という具体的な対処法を知りたい方もいるはずです。

この記事では、そんなフィギュアのブリスターに関するあらゆるお悩みを解決します。処分方法から保管のコツ、そしてもしもの時の対処法まで、あなたが後悔しないための最適な選択ができるよう、分かりやすく解説していきます。

この記事で分かること
  • ブリスターが持つ本来の役割と正しい処分方法
  • ブリスターの有無がフィギュアの買取価格に与える影響
  • かさばるブリスターを省スペースで保管するためのテクニック
  • 万が一変形したブリスターを修復する具体的な手順
目次

フィギュアのブリスターを捨てる前に知るべき基本

  • フィギュアの箱の中にプラスチックが入っているのはなぜ?
  • 結局フィギュアのブリスターはどうする?
  • フィギュアの箱の捨て方と注意点
  • ブリスターなしだと買取価格はどうなる?
  • かさばるブリスター処分の裏技はドライヤー?
  • 熱湯でブリスターを小さくして処分する方法

フィギュアの箱の中にプラスチックが入っているのはなぜ?

フィギュアの箱の中にプラスチックが入っているのはなぜ?

フィギュアの箱の中に入っている透明なプラスチックの容器は「ブリスター」と呼ばれ、フィギュア本体を安全に保護するという非常に大切な役割を担っています。

言ってしまえば、ブリスターはフィギュア専用の鎧のようなものです。輸送中や保管時に箱が揺れたり衝撃を受けたりしても、フィギュアが中で動いて損傷するのを防ぎます。

特に、キャラクターの繊細な髪の毛の先端や、細い武器、複雑な装飾といった破損しやすいパーツをしっかりと固定し、守ってくれるのです。

また、保護の役割は物理的な破損だけに留まりません。フィギュアの塗装面が箱や他のパーツと直接擦れるのを防ぎ、塗装剥げや色移りを防止する効果もあります。このように、ブリスターはフィギュアの品質を新品同様に保つために不可欠な存在と言えます。

結局フィギュアのブリスターはどうする?

フィギュアのブリスターを捨てるべきか、それとも保管すべきかという問いに対する答えは、あなたがフィギュアを今後どうしたいかによって変わります。

将来的にフィギュアを売却する可能性が少しでもあるのなら、ブリスターは絶対に保管しておくべきです。後述しますが、ブリスターの有無は買取査定額に大きく影響します。

一方で、売却の予定は全くなく、純粋にコレクションとして飾り、楽しむだけであれば、保管スペースの確保を優先して処分を検討するのも一つの有効な選択肢となります。

それぞれの選択肢が持つメリットとデメリットを以下の表にまとめました。ご自身の状況と照らし合わせて、最適な方法を判断する参考にしてください。

メリットデメリット
ブリスターを保管する・売却時に高値がつきやすい ・引越しや模様替えの際に安全に運べる ・フィギュアをホコリから守れる・保管に広いスペースが必要になる ・湿気や害虫の管理が必要になる場合がある
ブリスターを捨てる・保管スペースが大幅に空く ・部屋がすっきりと片付く・売却時の査定額が大幅に下がる ・引越しなどで運ぶ際に破損リスクが高まる

このように、どちらの選択にも一長一短があります。ご自身のフィギュアへの価値観や住環境を考慮して、後悔のない判断をすることが大切です。

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フィギュアの箱の捨て方と注意点

フィギュアの箱の捨て方と注意点

フィギュアの外箱やブリスターを処分すると決めた場合、正しい分別方法を守ることが求められます。これらは素材が異なるため、お住まいの自治体が定めるルールに従って適切にゴミ出しをしなければなりません。

外箱(紙製)の捨て方

フィギュアの外箱の多くは紙でできています。そのため、基本的には「資源ゴミ」の中の「雑がみ」や「段ボール」として分類されることがほとんどです。

畳んで他の紙類と一緒に、地域の回収日に出すのが一般的な方法となります。ただし、汚れがひどい場合や、特殊なコーティングがされている箱は「可燃ゴミ」に分類されることもありますから、自治体の指示を確認しましょう。

ブリスター(プラスチック製)の捨て方

ブリスターはプラスチック製のため、「プラスチック資源ゴミ」として分別するのが基本です。しかし、自治体によってはプラスチックを「可燃ゴミ」や「不燃ゴミ」として扱う地域も少なくありません。

例えば、横浜市では50cm未満のものは「燃やすゴミ」ですが、名古屋市ではサイズを問わず「粗大ゴミ」として扱われるなど、ルールは様々です。

処分前には必ず、お住まいの自治体のホームページで「フィギュア 分別」といったキーワードで検索し、正しい捨て方を確認してください。誤った分別は回収されないだけでなく、トラブルの原因にもなり得ます。

ブリスターなしだと買取価格はどうなる?

結論から言うと、ブリスターがないフィギュアの買取価格は、多くの場合で大幅に下がってしまいます。場合によっては、買取を断られてしまうケースも考えられます。

なぜならば、フィギュアのコレクターや中古市場において、外箱とブリスターは「完品」を証明する重要な要素だからです。これらが揃っていることで、商品が大切に扱われてきたという印象を与え、再販時の価値も高まります。

ブリスターはフィギュアを衝撃から守る最も適した梱包材であり、これがないと配送時の破損リスクが格段に上がってしまうのです。

買取業者は、商品を安全に次の購入者へ届ける責任があります。ブリスターがないフィギュアは、代替の梱包材で厳重に包む必要があり、手間とコストがかかります。

その分の費用が査定額から差し引かれるため、結果として買取価格が下がることになります。限定品や人気フィギュアであれば、ブリスターの有無で数千円から、時には数万円単位で査定額に差が出ることも珍しくありません。

かさばるブリスター処分の裏技はドライヤー?

かさばるブリスター処分の裏技はドライヤー?

かさばるブリスターを少しでも小さくして捨てたい場合、ドライヤーの熱を利用する方法があります。ブリスターの多くは熱を加えると変形しやすいプラスチックでできているため、この性質を使ってコンパクトにすることが可能です。

具体的には、耐熱性のある手袋を着用し、換気の良い場所でブリスターにドライヤーの温風を当てます。しばらくするとプラスチックが柔らかくなるので、火傷に注意しながら手で押しつぶしたり、丸めたりして体積を小さくします。

ただし、この方法には注意点もあります。プラスチックを加熱しすぎると溶けてしまったり、不快な臭いや有害なガスが発生する可能性があります。

あくまで自己責任で行う最終手段と考え、作業の際は必ず窓を開けるなど換気を徹底し、長時間の加熱は避けるようにしてください。

熱湯でブリスターを小さくして処分する方法

ドライヤーと同様に、熱湯を使ってもブリスターを小さく変形させることができます。原理はドライヤーの場合と同じで、熱によってプラスチックを軟化させる方法です。

手順としては、まずシンクや洗面台、大きめの耐熱容器などにブリスターを置きます。そこに沸騰したお湯を、ブリスター全体が浸かるようにゆっくりと注ぎます。

しばらく待つとプラスチックがふにゃふにゃと柔らかくなるので、菜箸やトングなどを使って取り出し、火傷に注意しながら形を整えて小さくします。

この方法はドライヤーよりも手軽に感じるかもしれませんが、熱湯を扱うため火傷のリスクはより高いと言えます。また、作業後の熱湯の処理にも気を使う必要があります。

ドライヤーの方法と同じく、換気を十分に行い、安全には最大限配慮した上で試すことが大切です。

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フィギュアのブリスターを捨てる以外の選択肢

  • 後悔しないためのブリスター保管方法
  • フィギュアの箱はゴキブリの温床になる?
  • へこんだフィギュアのブリスターはドライヤーで直る
  • 多くの人がブリスターをどうするか悩んでいる
  • フィギュアのブリスターを捨てるかどうかの判断基準

後悔しないためのブリスター保管方法

後悔しないためのブリスター保管方法

ブリスターを保管すると決めたなら、適切な方法で管理し、劣化を防ぐことが鍵となります。ポイントは「湿気」「紫外線」「物理的な圧力」から守ることです。

湿気と紫外線対策

フィギュアの外箱は紙製であるため、湿気は大敵です。湿度の高い場所に長期間置いておくと、箱がふやけたり、カビが発生したりする原因になります。

これを防ぐためには、密閉性の高いプラスチック製の衣装ケースなどにフィギュアを箱ごと入れ、市販の除湿剤や乾燥剤を一緒に入れておくのが効果的です。

保管場所は、クローゼットや押し入れの天袋など、直射日光が当たらない暗所を選びましょう。紫外線や蛍光灯の光も、箱の色褪せを引き起こす原因となるため避けるべきです。

省スペースで保管する工夫

どうしても保管スペースが足りない場合は、外箱をきれいに解体して畳み、ブリスターとは別々に保管する方法もあります。

畳んだ箱はクリアファイルなどに入れておけば、折れ曲がったり汚れたりするのを防げます。こうすれば、ブリスターの分の体積だけで済むため、大幅な省スペース化が可能です。

フィギュアの箱はゴキブリの温床になる?

残念ながら、フィギュアの箱、特に輸送に使われるような段ボール箱は、ゴキブリにとって快適な住処となってしまう可能性があります。

その理由は、段ボールの構造にあります。波状に加工された中芯の部分は、適度な隙間と暗さ、そして高い保湿性・保温性を持ち合わせており、ゴキブリが隠れたり、卵を産み付けたりするのに絶好の環境なのです。

また、紙自体がゴキブリの餌になることもあります。

このような事態を避けるためには、いくつかの対策が有効です。まず、フィギュアを保管している部屋にゴキブリ用の殺虫剤や捕獲トラップを設置すること。

そして、定期的に部屋の換気を行い、湿気がこもらないように心がけることが大切です。前述の通り、フィギュアを段ボール箱のまま保管するのではなく、密閉性の高いプラスチックケースに移し替えることが、最も確実な対策と言えるでしょう。

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へこんだフィギュアのブリスターはドライヤーで直る

へこんだフィギュアのブリスターはドライヤーで直る

保管中にうっかり重いものを乗せてしまい、ブリスターがへこんでしまった場合でも、軽度のへこみであればドライヤーを使って修復できる可能性があります。

やり方は非常にシンプルです。まず、へこんでしまった箇所の外側から、ドライヤーの温風を少し離して当てます。プラスチックが熱で柔らかくなってくるのを確認しながら、ゆっくりと温めてください。

十分に柔らかくなったら、ドライヤーを止めて、へこみの内側から指や丸みのある棒などで優しく押し出し、形を整えます。

この作業で最も注意すべきなのは、熱の加えすぎです。ドライヤーを近づけすぎたり、同じ場所に長時間温風を当て続けたりすると、ブリスターが溶けたり、意図しない形に変形してしまったりする恐れがあります。

修復不可能な状態になるリスクもあるため、少しずつ様子を見ながら慎重に作業を進めることが肝心です。

多くの人がブリスターをどうするか悩んでいる

あなたがフィギュアのブリスターの扱いに悩んでいるように、多くのコレクターが同じ問題で葛藤しています。これは、コレクションを愛するがゆえの共通の悩みと言えるでしょう。

ファンが集まるコミュニティなどでは、「ブリスターは捨てられない」という意見が多数を占めます。その理由としては、やはり売却時の価値を維持したいという点が大きいようです。

また、「箱やブリスターも含めて一つの作品」と考えていたり、「箱のデザイン自体が好き」という理由で、全てを大切に保管している方も少なくありません。

一方で、「保管場所が限界」「家族に片付けるよう言われた」といった切実な理由から、泣く泣くブリスターの処分を検討する声も多く見られます。

このように、ブリスターをどうするかという問題は、コレクションへの愛情と、現実的な住環境との間で揺れ動く、コレクターにとって永遠のテーマの一つなのです。

フィギュアのブリスターを捨てるかどうかの判断基準

フィギュアのブリスターを捨てるかどうかの判断基準

この記事で解説してきた様々な情報を踏まえ、最終的にあなたがフィギュアのブリスターを捨てるべきか、それとも保管すべきかを判断するための基準をまとめます

  • ブリスターの最も重要な役割はフィギュア本体の保護
  • 将来的にフィギュアを売却する可能性があるなら保管が推奨される
  • 売却予定が全くなく保管スペースを優先するなら処分も選択肢の一つ
  • ブリスターを処分する際は必ず自治体の分別ルールを確認する
  • 紙製の外箱は資源ゴミ、プラスチック製のブリスターは別々に分別
  • ブリスターがないと買取査定額は大幅に下がることを理解しておく
  • かさばるブリスターはドライヤーや熱湯で小さくして捨てられる
  • 熱を利用する際は火傷や換気に最大限の注意を払う
  • ブリスターを保管する場合は湿気と紫外線から守ることが不可欠
  • 密閉性の高いプラスチックケースと乾燥剤の併用が最も効果的
  • 段ボール箱での長期保管は害虫のリスクを高めるため避けるべき
  • 保管場所には防虫剤を設置し定期的な換気を心がける
  • ブリスターの軽度なへこみはドライヤーの熱で修復できる可能性がある
  • 加熱しすぎると修復不可能な損傷につながるリスクも忘れない
  • 最終的な判断は自身のコレクションへの価値観と生活環境で決める
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