お気に入りのフィギュアを、もっと魅力的に飾りたいと考えたことはありませんか。せっかくの造形美も、一方向から眺めるだけではもったいないと感じる方も多いはずです。
そんな時に活躍するのがフィギュア回転台ですが、いざ探してみると、どこに売ってるのか分からなかったり、種類が多すぎて選び方に失敗し後悔したりすることもあります。
例えば、100均のダイソーやセリアで手軽に購入できるのか、あるいはヨドバシのような家電量販店に行くべきなのか。また、電源不要のソーラータイプと安定感のある電動タイプでは、どちらが良いのか比較してみたいと思うでしょう。
この記事では、そんなフィギュア回転台に関するあらゆる疑問にお答えします。おすすめのモデルから、費用を抑えたい方向けの自作のアイデアまで、あなたのコレクションを最高に輝かせるための情報を網羅的に解説していきます。
- フィギュア回転台が購入できる主な販売場所
- 100均で手に入る回転台の性能と注意点
- ソーラー式と電動式のメリット・デメリット
- 自分の用途に合った最適なモデルの選び方
フィギュア回転台の販売場所と種類
- フィギュア回転台はどこに売ってる?
- 100均でも買えるのかを調査
- ダイソーで手に入る回転台の種類
- セリアでは取り扱いがない点に注意
- ヨドバシなど実店舗での販売状況
フィギュア回転台はどこに売ってる?

フィギュアを360度楽しむために欠かせない回転台は、現在、さまざまな場所で手に入れることが可能です。主な販売場所は、オンライン通販サイトと実店舗の二つに大別できます。
オンライン通販サイトでは、Amazonや楽天市場などが代表的です。これらのサイトの最大のメリットは、国内外の多種多様な製品を一度に比較検討できる点にあります。
価格帯も幅広く、安価なモデルから高機能なプロ仕様の製品まで、自宅にいながら手軽に探すことが可能です。レビュー機能を使えば、実際に使用した人の声も参考にできるため、購入の失敗を減らせるでしょう。ただし、実物を見られないため、サイズ感や静音性、質感などがイメージと異なる場合がある点には注意が必要です。
一方、実店舗では、ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店のホビーコーナー、またはタムタムなどのホビーショップが主な購入先となります。
実店舗の利点は、商品を直接手に取ってサイズや重さ、動作音などを確認できることです。専門知識を持つ店員に相談できる場合もあり、初心者の方でも安心して選べます。また、100円ショップでも取り扱いがある場合がありますが、品揃えは店舗や時期によって大きく異なります。
100均でも買えるのかを調査
フィギュア回転台を安価に手に入れたいと考えた場合、多くの方が100円ショップを思い浮かべるのではないでしょうか。調査したところ、全ての100円ショップで取り扱いがあるわけではありませんが、一部店舗ではフィギュアの展示に活用できる回転台が販売されています。
特に、キャンドゥやワッツといった100円ショップでは、「推し様に乗っていただく回転台」という商品名で電動式の回転台が販売されていることがあります。価格は110円ではなく550円(税込)ですが、それでも専門店で購入するよりはるかに安価です。
この製品は、ソーラーパネルと単三電池1本の両方で駆動するハイブリッドタイプで、光が当たる場所なら電池なしでも動作する可能性があります。
ただし、耐荷重が約500gとされているため、乗せられるのは小型のプライズフィギュアやアクリルスタンドなどに限定されるでしょう。重量のあるスケールフィギュアを乗せると、回転が止まったり、動作が不安定になったりする可能性があります。
安価で手軽に試せる点は大きな魅力ですが、駆動音がやや気になるという声や、本格的な撮影・展示にはパワー不足を感じるという意見も見られます。初めて回転台を試してみたい方や、軽い小物専用と割り切って使う方には適していると考えられます。
ダイソーで手に入る回転台の種類

100円ショップの最大手であるダイソーでは、フィギュア用の電動回転台の取り扱いは、現時点では確認できませんでした。しかし、フィギュア展示に応用できる可能性のある、手動式の回転台は販売されています。
例えば、キッチン用品コーナーにある「ケーキ回転台」や、インテリア・収納コーナーの「テレビ回転台」などがそれに該当します。これらの製品は、もともと別の用途を想定して作られているため、デザインは非常にシンプルです。
ケーキ回転台は、直径25cm前後とサイズが大きく、安定感があるのが特徴です。複数のフィギュアをまとめて飾る際に便利かもしれません。テレビ回転台も同様に、ある程度の重さに耐えられるように設計されています。
ただし、これらはあくまで手で回すタイプなので、電動式のように滑らかに自動で回転し続けるわけではありません。
フィギュアの向きを自由に変えたい、あるいは撮影の際に少しずつ角度を調整したい、といった限定的な使い方には適しているかもしれません。電動の滑らかな回転を求めている場合は、他の選択肢を検討する必要があるでしょう。
セリアでは取り扱いがない点に注意
おしゃれな雑貨やDIY用品で人気の100円ショップ、セリアですが、フィギュア用の電動回転台については、現在、定番商品としての取り扱い情報は見当たりませんでした。
セリアは店舗によって品揃えが大きく異なり、DIYパーツなどを組み合わせて自作するための素材は見つかるかもしれませんが、完成品の電動回転台を求めて訪れても、見つからない可能性が高いです。
もちろん、今後新商品として登場する可能性はゼロではありません。100円ショップの商品は入れ替わりが激しいため、定期的に店舗をチェックしてみる価値はありますが、現時点で確実に入手したい場合は、他の購入方法を検討するのが賢明です。
このように、100円ショップと一括りにせず、店舗ごとの特徴を理解しておくことが、無駄足を踏まないためのポイントとなります。フィギュア用の回転台を探す際は、特にキャンドゥやワッツといった店舗を中心に探してみるのが良いでしょう。
ヨドバシなど実店舗での販売状況

オンライン通販の手軽さも魅力ですが、実物を見てから購入を決めたい方にとっては、実店舗での購入が最適な選択肢となります。ヨドバシカメラやビックカメラといった大手家電量販店では、プラモデルやフィギュアが陳列されているホビーコーナーで回転台を見つけることができます。
これらの店舗で取り扱っているのは、GSIクレオスやタミヤといった、ホビー業界で信頼性の高いメーカーの製品が中心です。品質が安定しており、製品の仕様(サイズ、耐荷重、回転速度など)が明確に表示されているため、安心して購入できるのが大きなメリットです。
また、実際に商品を手に取り、大きさや質感、デザインを確認できるため、「思ったより大きかった」「安っぽく見えた」といったオンライン購入でありがちな失敗を防げます。運が良ければ、展示サンプルで動作音を確認できるかもしれません。
デメリットとしては、オンラインストアに比べて品揃えが限られる場合があることや、価格が定価に近い場合が多いことが挙げられます。しかし、ポイント還元などを活用すれば、お得に購入することも可能です。
確実な品質を求め、商品を自分の目で確かめてから選びたい方にとって、家電量販店やホビーショップは非常に頼りになる存在です。
失敗しないフィギュア回転台の選び方
- ソーラー式と電動式の違いを解説
- 用途に合わせた電動モデルの選び方
- 人気商品をスペックで徹底比較
- 初心者にもおすすめのモデルを紹介
- 費用を抑えるなら自作も選択肢に
- あなたに合うフィギュア回転台の探し方
ソーラー式と電動式の違いを解説

フィギュア回転台を選ぶ上で、最初に考えるべきポイントの一つが電源方式です。主に「ソーラー式」と「電動式」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
ソーラー式は、本体に搭載されたソーラーパネルに光が当たることで動作するタイプです。最大のメリットは、電池やコンセントが不要で、ランニングコストがかからない点です。
コードレスなので設置場所の自由度も高いと言えます。しかし、十分な光量がないと回転が遅くなったり、止まってしまったりと、動作が不安定になりがちです。また、パワーが弱いため、重いフィギュアを乗せるのには向きません。
一方、電動式は、乾電池やUSBケーブル、ACアダプターなどから電力を供給してモーターを動かします。光量を気にする必要がなく、安定した力強い回転が得られるのが最大の利点です。
速度調整や回転方向の切り替え、リモコン操作など、高機能なモデルが多いのも特徴です。デメリットは、電源を確保する必要があることや、電池交換の手間、電気代といったランニングコストが発生する点です。
どちらのタイプが良いかは、何を乗せるか、どこに置くかによって変わります。それぞれの特性を理解し、自分の用途に合った方式を選ぶことが、満足のいくフィギュア展示への第一歩となります。
電源方式 | メリット | デメリット |
ソーラー式 | ・ランニングコストが0円 ・コードレスで設置が自由 | ・光が必要で動作が不安定 ・パワーが弱く重いものに不向き |
電動式 | ・安定した回転とパワー ・速度調整など高機能モデルが多い | ・電源の確保が必要 ・ランニングコストがかかる |
用途に合わせた電動モデルの選び方
安定した動作が魅力の電動式回転台ですが、製品によって機能や性能は多岐にわたります。購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、以下のポイントを確認して、自分の用途に最適なモデルを選びましょう。
耐荷重とサイズ
まず最も大切なのが、乗せたいフィギュアの重さに耐えられるか、そして台座が収まるかです。耐荷重は製品によって数百グラムから100kgを超えるものまで様々です。
フィギュアの重さを事前に確認し、余裕を持った耐荷重の製品を選んでください。同様に、ターンテーブルの直径も重要です。フィギュアの台座がはみ出してしまうと、見た目が悪いだけでなく、不安定になり落下の危険性もあります。
回転の機能性
回転速度や方向を調整できるかもチェックしましょう。ゆっくりと落ち着いた回転で鑑賞したい場合や、撮影のために特定のアングルで止めたい場合など、速度や角度を調整できるモデルは非常に便利です。
多くの製品は、スイッチやリモコンで時計回り・反時計回りの切り替えが可能です。
静音性
特に寝室など静かな場所に置く場合、モーターの駆動音は気になる要素です。
商品説明に「静音設計」と記載されているか、また、オンライン通販のレビューで使用者の感想を確認することをおすすめします。一般的に、価格が高いモデルほど静音性に優れている傾向があります。
デザインと付加機能
ターンテーブルの天板が鏡面仕上げになっているモデルは、フィギュアの下側や足元まで反射して見せてくれるため、より高級感のある展示が可能です。
また、LEDライトが内蔵されているモデルもあり、フィギュアをライトアップして幻想的な雰囲気を演出できます。
これらのポイントを総合的に考慮し、自分の飾りたいフィギュアや設置環境にぴったりの一台を見つけることが、満足度を高める鍵となります。
人気商品をスペックで徹底比較

市場には数多くのフィギュア回転台が存在しますが、ここでは特に人気が高く、代表的なモデルをいくつかピックアップし、そのスペックを比較してみましょう。
自分のニーズと照らし合わせながら、どの製品が最適か検討してみてください。
商品名(メーカー) | 直径 | 耐荷重 | 電源 | 特徴 | 参考価格帯 |
Mr.ターンテーブルL (GSIクレオス) | 約18.9cm | 約2kg | 単3電池×3 | 鏡面仕上げ、2段階速度調整、国内ホビーメーカー製 | 2,000円~3,000円 |
電動ターンテーブル (Mcbazel) | 約14.5cm | 約10kg | USB/バッテリー | 3段階速度調整、小型で高耐荷重、低価格 | 1,500円~2,500円 |
電動回転台 (S SMAUTOP) | 約30cm | 約100kg | AC電源 | リモコン操作、大型・高耐荷重、プロ仕様 | 7,000円~9,000円 |
推し様に乗っていただく回転台 (キャンドゥ等) | 約9cm | 約500g | ソーラー/単3電池×1 | 550円と安価、小型・軽量物向け | 550円 |
GSIクレオスの「Mr.ターンテーブルL」は、ホビーメーカー製ならではの信頼性と、フィギュアを美しく見せる鏡面仕上げが魅力です。一般的なスケールフィギュアであれば十分な性能を持っています。
Mcbazelの製品は、比較的小型ながら10kgという高い耐荷重を誇り、コストパフォーマンスに優れています。価格を抑えつつ、ある程度の重さのフィギュアを飾りたい方におすすめです。
S SMAUTOPの回転台は、直径30cm、耐荷重100kgというプロ仕様のスペックが特徴です。大型のスタチューや複数のフィギュアを一度に飾りたい、あるいは撮影などで高い安定性を求める上級者向けのモデルと言えます。
前述の通り、100均のモデルは、価格の手軽さが最大のメリットですが、性能は限定的です。まずは回転台を試してみたいという方の入門用として適しています。
このように、価格、サイズ、耐荷重、機能性は製品によって大きく異なります。何を飾り、どんな機能を求めるのかを明確にすることが、最適な製品選びに繋がります。
初心者にもおすすめのモデルを紹介
「たくさんの種類があって、結局どれを選べばいいか分からない」という初心者の方のために、目的別におすすめのモデルをいくつか紹介します。
とにかく手軽に試してみたい方
まずは100円ショップ(キャンドゥなど)で販売されている「推し様に乗っていただく回転台」が最初の選択肢になります。550円という圧倒的な低価格で電動回転台の雰囲気を体験できるのは大きな魅力です。
ただし、乗せられるのは小型で軽いフィギュアやアクリルスタンドに限られる点には注意しましょう。
コスパを重視しつつ、ある程度の性能を求める方
Mcbazelに代表される、1,500円から2,500円程度の価格帯で販売されているUSB給電タイプのモデルがおすすめです。
これらの製品は、直径15cm前後、耐荷重も3kgから10kg程度のものが多く、ほとんどのプライズフィギュアや一般的なスケールフィギュアに対応できます。速度調整や回転方向の切り替えなど、基本的な機能を備えているものが多く、最初の本格的な一台として非常にバランスが取れています。
品質と見栄えにこだわりたい方
GSIクレオスの「Mr.ターンテーブルL」のような、国内ホビーメーカー製の製品が考えられます。価格は少し上がりますが、動作の安定性や製品の仕上げに信頼が置けます。
特に鏡面仕上げの天板は、フィギュアを高級感たっぷりに演出してくれます。フィギュアを大切に、そして美しく飾りたいという思いが強い方には、満足度の高い選択となるはずです。
費用を抑えるなら自作も選択肢に

市販の製品に好みのものがない場合や、できるだけ費用を抑えたいというDIYが得意な方であれば、フィギュア回転台を自作するという選択肢もあります。
最も簡単な方法は、100円ショップで手に入る素材を組み合わせることです。例えば、ダイソーで販売されている手動の「ケーキ回転台」を土台にします。これだけでも手動の回転台として機能しますが、電動化したい場合は、別途モーターを組み込む必要があります。
モーターは、タミヤなどから発売されている「ミニモーター」や「ギヤボックス」といった工作セットを活用するのが一般的です。これらは数百円から購入でき、乾電池で動作します。土台の中心に穴を開け、モーターの軸を通してターンテーブルを固定する、といった基本的な工作で電動回転台を作ることが可能です。
自作のメリットは、費用を安く抑えられることと、自分の好きなサイズやデザインにできる自由度の高さです。一方で、電子工作の基本的な知識や技術が必要であり、手間がかかるというデメリットもあります。また、市販品のような安定性や静音性を確保するのは難しいかもしれません。
工具を扱ったり、物作りが好きだったりする方にとっては、楽しみながらオリジナルの回転台を手に入れる良い機会になるでしょう。
あなたに合うフィギュア回転台の探し方
この記事では、フィギュア回転台の販売場所から、種類ごとの特徴、選び方のポイント、そしておすすめのモデルまで幅広く解説してきました。最後に、あなたに最適な一台を見つけるための要点をまとめます。
- フィギュア回転台はAmazonなどのオンラインストアや家電量販店、ホビーショップ、一部の100円ショップで購入できる
- どこに売ってるか分からない場合は、まず品揃え豊富なオンラインストアで探すのがおすすめ
- 100均ではキャンドゥやワッツで、550円の小型電動回転台が手に入ることがある
- ダイソーでは電動式の取り扱いはなく、手動式の回転台が中心
- セリアでは現時点でフィギュア用回転台の取り扱い情報はない
- ヨドバシなどの実店舗では、GSIクレオスなど国内メーカーの信頼性が高い製品を直接確認して購入できる
- 電源方式には、手軽なソーラー式と安定した電動式の2種類がある
- ソーラー式はエコだが光が必要でパワーが弱く、電動式はパワフルだが電源の確保が必要
- 電動式を選ぶ際は、耐荷重、サイズ、回転機能、静音性、デザインを比較検討することが大切
- 自分の飾りたいフィギュアの重さと台座のサイズを事前に確認しておく
- 鏡面仕上げやLEDライト付きのモデルは、フィギュアをより魅力的に見せることができる
- 人気商品をスペックで比較し、自分の予算と用途に合ったものを選ぶ
- 初心者の方は、100均モデルか、2,000円前後のコスパの良い電動モデルから試すのがおすすめ
- 費用を抑えたい、またはオリジナリティを求めたい場合は、パーツを揃えて自作する方法もある
- 最終的に、何を、どこで、どのように飾りたいかを明確にすることが、失敗や後悔のない最適なフィギュア回転台選びに繋がる